05.04.30 |
第131回 天皇賞(春)(GT)について取り上げます。 (国際)競走になって[外]単独出走。これを入り口とするアプローチは勿論あるけれど[外]が何頭まで出走してくる可能性があって、それが確定したのはいつなのか?ということも大切。フルゲート数は決まっているのだから主催者サイトの「お知らせ」にあった ”サクラセンチュリー号の天皇賞(春)競走出走回避について” と合わせれば連対馬1頭はわかる。ちなみに今回はゲートの指定。 さて、相対関係を利用したオペレーションから以下の2つのセットを。 天皇賞(春)2004 → (レースY) → 天皇賞(春)2005 天皇賞(秋)2004 → (レースZ) → 天皇賞(春)2005 基本的な考え方は 04.12.18 の通り。昨年の天皇賞(春)2004とレースYは何かを共有、もう一方のセットは天皇賞(秋)2004とレースZの共有。これ等は反転して天皇賞(春)2005で馬券になる。レースYは天皇賞(春)2004より後、レースZは天皇賞(秋)2004より後に消化済み。 上段は天皇賞 ”(春)” であること(=春秋を別のレースと考える)、下段は天皇賞として春秋を同じレースと考えることで辿り着くことができる。大会回数は共有するのだから。 ■ 会員各位 「天皇賞(春) −アローワンス考察−」送信済みです。 今回は2つのGTを挙げましたが他にも様々なオペレーションが構築されている。[外]を取捨選択するための入り口にもなるのです。 |
05.04.23 |
第2回 福島牝馬ステークス(GV)について取り上げます。 施行規定(=表のルール)とオペレーション(=裏のルール)は表裏一体。個々のレースに関する規定だけでなく競馬全般に関するもの、あるいは競馬場毎の規定も存在する。例えば、各競馬場に用意されたコースの種類やフルゲート数等。 ”福島開催” に関する(番組設計としての)独自性は表裏で福島独自のオペレーションを構築している。主場・従場を消化する競馬場という条件は福島競馬だけではない。春季・夏季・秋季全てに開催される競馬場もまた福島競馬だけではない。しかし同時に満たすのは福島のみであり、同時に満たしている設計部分が福島独自のオペレーションを構築している。 さて、第1回小倉開催( 05.02.05 )、第1回中京開催( 05.03.26 )で開催日単位の分類を提示しました。同様に第1回福島競馬に設計されたメインレースを頂点にした8つのピラミッドについて分類を提示すると以下のA・B・C。(各レースで馬券対象になれない枠2つが解読できることは同じ。) [Aグループ] 1日目・2日目・7日目 [Bグループ] 3日目・5日目・6日目 [Cグループ] 4日目・8日目 以上の分類に関しては(第1回)中京競馬よりも(第1回)小倉競馬の方が参考になりますので。 ■ 会員各位 「フローラS −オークスからの指定−」送信済みです。 提示している内容は8枠制度とも密接な関係があるのです。 |
05.04.16 |
第65回 皐月賞(GT)について取り上げます。 主催者が1頭の馬に持たせる要素は様々。出走してきたレースによる履歴は代表的なものであり、血統、馬主、所属厩舎、騎手といった要素を持たせることも競馬の宿命。例えば中山(関東)に設計されたレースであるけれど、「8つの枠全てに関西馬」。 厩舎や騎手に関するオペレーションを解読するならば、それぞれに関する規則・宿命に立ち止まる必要がある。例えば、誰から数えて何番目?といったクイズはそうであることに期待する競馬であって、オペレーション解読ではない。 騎手に関して18頭(18人)による8つの枠を分類すると以下のようになる。 『ア』 [1][8] → 【A】 ------------------------- 『イ』 [4][6] → ******************************** 『ウ』 [2][3] → 【B】 ------------------------- 『エ』 [5][7] → [1]〜[8]は今年の枠番号 8つの枠は〔第一〕段階における観点で、【A】【B】2つに分かれ、〔第二〕段階で『ア』『イ』『ウ』『エ』に分かれる。さらに〔第三〕段階へと細分化される。 騎手に関する根拠は(当然ですが)主催者により公開されているもの。一般に入手困難な資料が根拠になるわけではない。 ■ 会員各位 「皐月賞 −桜花賞との対比−」送信済みです。 オペレーション解読とは主催者が構築している分類ルールの解読でもあるのです。 |
05.04.09 |
第65回 桜花賞(GT)について取り上げます。 過去に、「8つの枠全てに・・・」という観点を提示しました。全てに揃っている履歴ゆえに競わせることが可能であり、この考えをもとに8つの枠を分類し、枠単位の優先順位や枠連の決着構造を解読できると。この意味で、「8つの枠全てに芝1600m加算歴」。 さて、牝馬限定GTでは秋華賞 04.10.16 において自らの歴史を分類したものを提示しました。同じ種類のオペレーションで桜花賞の歴史を分類すると以下の通り。 H3 H9 H12 そして H17 消化済みの三年と同じグループに属することは年明けの段階で確定、桜花賞でも連対馬の1頭を指名する。その他の注意事項は同種類のオペレーションを参考にして下さい。 ■ 会員各位 「桜花賞 −履歴解釈の推移−」送信済みです。 生涯一度の新馬戦になったこともオペレーションの進化に利用されている。他の世代限定GTについても取り上げる予定。 |
05.04.02 |
第49回 産経大阪杯(GU)について取り上げます。 平成17年1月1日から改正後の競馬法が施行され、8頭以下の競走で従来の枠連は馬連となった。今年の産経大阪杯は9頭による出馬表ですが、改正競馬法により頭数毎のオペレーション(9頭)は進化している。 変更前は馬連が発売になる出馬表は9頭以上。つまり、9頭立ては馬連が発売になるレース群の中で(頭数という意味からは)シンボルであった。これは頭数毎のオペレーション(9頭)の1つと繋がっていた。 つまり、改正競馬法で8頭以下の競走を直接的に進化させると同時に9頭については間接的に進化させている。また、間接的に進化した頭数は9頭だけではない。(会員用進行中!で既に取り上げた別の頭数もあるように。) 「改正競馬法は8頭以下についてだから・・・」といった認識のままでは頭数毎のオペレーションにおいて主催者に完封されてしまう。 さて、[外]不在の(国際)、次の階層として(外)も不在となった。これにより表裏で別の分類が稼動することになる。(指定)における[地]不在戦のアプローチと対比させるのもOK。以下、出走構成としてのポイント馬を挙げておきます。 ”(国際)” に関するオペレーションでは馬番(03)、”[地]に対するステップ競走” においては馬番(07)。それぞれの存在で稼動させるオペレーションの選択結果を宣言しています。 ■ 会員各位 「番組設計と履歴解釈」送信済みです。 提示した内容からわかるように、グレード制度導入以降継承されてきたオペレーションなのです。世代限定戦についても機会をみて取り上げる予定。 |
05.03.26 |
第35回 高松宮記念(GT)について取り上げます。 [地]に関する規定で高松宮記念と関連付けられている阪急杯は(国際)競走となり、[外]不在戦として消化された。この意味で(国際)と(指定)を組み合わせて考えることも非常に大切。 さて、第1回小倉開催について開催日単位の分類 05.02.05 を提示しました。第1回中京競馬に設計されたメインレースを頂点にした8つのピラミッドについて分類を提示すると以下のA・B・Cとなる。(各レースで馬券対象になれない枠2つが解読できることは同じ。) [Aグループ] 1日目・4日目・8日目 [Bグループ] 2日目・3日目・6日目 [Cグループ] 5日目・7日目 小倉競馬について指摘した ”裏・表開催を消化する競馬場” という条件は中京競馬にも存在する。この意味で、(第1回)小倉競馬に関する分類を解くことは(第1回)中京競馬の解読へ繋がっている。 1つの分類(オペレーション)が解読できると立続けに同類の分類が解けるという典型例ですね。 ■ 会員各位 「高松宮記念 −独自のオペレーション−」送信済みです。 今回提示した内容から将来どういった相対的設計変更が可能であるか理解できる筈。 |
05.03.19 |
第54回 フジテレビ賞スプリングステークス(GU)(皐月賞トライアル)について取り上げます。 トライアル競走として(外)に関する優先出走権の規定が変更になった。これは表裏一体で内国産馬の規定が変更になったことを意味する。 → (外):直接的設計変更、内国産馬:相対的設計変更。(外)について提示したのだから内国産馬についても発表済みというのが主催者側の立場。 例えば、「A国の男女比率は男性48%」と発表されれば女性についても発表されたことになる。 さて、相対関係を利用したオペレーションから2つのセットを提示します。 皐月賞2004 → (レースY) → スプリングS2005 皐月賞2004 → (レースZ) → スプリングS2005 基本的な考え方は 04.12.18 の通り。昨年の皐月賞2004とレースYは何かを共有、もう一方のセットで皐月賞2004とレースZも何かを共有。これ等は反転してスプリングS2005で馬券になる。レースYとレースZは皐月賞2004より後に消化済み。 スプリングS2005と皐月賞2004・レースY・レースZの関係は相対的設計変更の解読により辿り着くことができる。今回のセットは以前のものより少し難しいかも。 ■ 会員各位 「阪神大賞典 −芝3000m考察−」送信済みです。 阪神大賞典だけでなく菊花賞独自のオペレーション分析にも役立ちます。 ■入会希望のフォームに記入して送信(3月13日)したけれど、当方からの返信が届いていない方がいると思います。記入されているアドレスに返信してもエラーになるのでフォーム記入時のタイプミスと思われます。心当たりの方は再送信もしくはメーラーを使ってみて下さい。 |
05.03.12 |
岡部、引退ですね。本人のコメントは勿論、特別サイトの開設もまたオペレーションに利用される。 さて、第19回 夕刊フジ賞クリスタルカップ(GV)について。 16頭による8つの枠を ”GV別定戦” という入り口から分類すると以下のようになる。 『ア』 [1][3] → 【A】 ------------------------- 『イ』 [6][8] → ******************************** 『ウ』 [2][7] → 【B】 ------------------------- 『エ』 [4][5] → [1]〜[8]は今年の枠番号 8つの枠は〔第一〕段階における観点で、【A】【B】2つに分かれ、〔第二〕段階で『ア』『イ』『ウ』『エ』に分かれる。さらに〔第三〕段階へと細分化される。 当レースは現在別定戦ですが馬齢戦施行の歴史が存在する。つまり、馬齢戦時代のオペレーションを現在でも利用している。(勿論進化はしている。馬齢重量規定そのものが変わっているのだから。) 10年単位の資料が必要になりますが競馬はエンドレスのゲームですから少しずつでも。 ■ 会員各位 「報知杯フィリーズレビュー −芝1400m考察−」送信済みです。 最初に芝1400m重賞が共有するものを理解して次に各レースの独自性を考える。また、2歳時に消化されたレースの出走構成・結果が報知杯の分類に繋がっていることもポイント。 |
05.03.05 |
第42回 報知杯弥生賞(GU)(皐月賞トライアル)について取り上げます。 弥生賞に限りませんが[地]に関する新規定が加えられた。これは表裏でJRA所属馬にとってのルールが提示されたことになる。古馬戦→(国際)化を利用した相対的設計変更、3歳戦→[地]に関する規定を利用した相対的設計変更、以上のような大局的分類も結構です。 さて、昨年 04.03.06 の弥生賞でいくつかのオペレーション稼動を宣言する馬について取り上げました。ここでは昨年と今年を対比させる形で出走構成としてのポイント馬を挙げておきます。 ”皐月賞トライアル” に関するオペレーションでは馬番(07)、”馬齢重賞” に関するオペレーションでも馬番(07)の存在で選択結果を宣言している。←(07)に重なっているけれど、それぞれの理由は別の履歴。 ”[地]に対するステップ競走” に関するオペレーションでは馬番(01)ですね。 構成比という観点から一つ。同じ種牡馬による産駒が過半数の構成。血統に関するオペレーションは過去に少し書いてあるのでセットにして参考にして下さい。競馬の宿命の一つですから。 ■ 会員各位 「弥生賞 −”連勝歴” 考察−」送信済みです。 戦歴解釈全般において重要な考え方。今まで乗り越えられなかった壁をひとつクリアしたのでは。今回提示した内容だけでも似たもの探しに意味がないことは理解できるかと。 一般的には同じ?と解釈されそうな馬が全く別である理由、逆に、別グループと解釈されがちな馬が実は同じである理由はこういったところにあるのです。機会をみて2歳戦や古馬戦についても取り上げる予定です。 |
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以下のような気持ちで自由・勝手、独断と偏見にてかかせてもらっていますのであしからず。
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