04.02.28 |
第48回 阪急杯(GV)について取り上げます。 今年変更になった別定規定をどのように解釈すべきか? 変更になった該当年の出馬表だけをどんなに眺めても結論は出ない。今回の変更に関しては少なくとも平成7年の番組設計まで溯らないといけない。 主催者にとって出走頭数を決めることは宿命。従って、”何故その頭数にしたのか?” ということはオペレーション的に必ず反映され、各頭数独自のオペレーションが存在する理由になっている。 ”全ての馬に1頭ずつ同枠馬が存在する” ”逆枠で組み直しても同枠馬の変化が発生しない”・・・といった16頭独自の構造が頭数毎のオペレーションと表裏になっている。 以下に16頭独自のオペレーションにより8つの枠がどのように分類されているかを提示します。 『ア』 [1][2] → 【A】 ------------------------- 『イ』 [7][8] → ******************************** 『ウ』 [3][6] → 【B】 ------------------------- 『エ』 [4][5] → [1]〜[8]は今年の枠番号 8つの枠は〔第一〕段階における観点で、【A】【B】2つに分かれ、〔第二〕段階で『ア』『イ』『ウ』『エ』に分かれる。さらに〔第三〕段階へと細分化される。 各条件項目の検証以前に、馬券対象になる枠や決着構造がある程度わかってしまう方もいるかも・・・。 ■ 会員各位 「中山記念 −芝1800m考察−」送信済みです。 中山記念は勿論ですが、セットとして指摘した他方のレースの分析にも役立ちます。 |
04.02.21 |
第21回 フェブラリーステークス(GT)について取り上げます。 ダート戦に関する分析は芝のレースに比べて苦手という人が多いようです。JRA所属馬の交流競走出走歴が一つのハードルになっているのかも。これを乗り越えるには、”重賞とオープン特別の違い” ”オープンクラス戦と条件戦の違い” といったところを学ぶ必要があるのです。 今年注目すべき出走構成として8つの枠全てに地方競馬ダート重賞交流競走出走歴馬存在が挙げられる。(←昨秋以降) こういったところからも履歴解釈のポイントになっていることがわかりますね。 今年に関しては出馬表に載った[地]馬に特定の履歴を共有させてその反転から8つの枠に関する解釈ができる構造になっている。(←上記構成とセットにすることで) これはオペレーションを段階的に進化させる典型例であり、この部分は来年以降の次段階では組み込まれなくなる。 逆に言えば、こういった段階から解読できていなければ次段階以降で突然?解読できることはあり得ないということ。オペレーション解読に飛び級合格はありませんので。 ■ 会員各位 「フェブラリーS −前日発売考察−」送信済みです。 番組設計には様々なピラミッドが設計されている。思わぬところでシンボルレースになっているのです。 前日発売のオペレーションがわかるから金曜発売のオペレーションもわかってくるのです。前日発売がわかっていないのにダービー・有馬記念あたりになって、”金曜発売によるオペレーションは何か!?” なんて談議は無意味。 |
04.02.14 |
第54回 ダイヤモンドステークス(GV)について取り上げます。 開催日割が平年に戻って東京施行となったけれど距離が変更された。今開催内各レースを開催日単位で考えた場合、8つの(メインレースを頂点にした)ピラミッドを確認することができる。 昨年の振り替え開催内に設計されていた8つのピラミッドがどのように変化して今年を迎えたのか? 開催内全レースの確認を踏まえて以下の分類を提示します。 [Aグループ] 1日目・8日目 [Bグループ] 2日目・4日目・5日目・7日目 [Cグループ] 3日目・6日目 メインレースを頂点とする各開催日を上記A・B・Cの3グループに分類することができる。開催日をグループ分けした後の手順は過去の進行中!で指摘していますので。 一つ付け加えると、上記分類ができるようになれば各メインレースで馬券対象になることができない枠二つが解読できるということ。 ■ 会員各位 「きさらぎ賞 −別定規定と出走構成−」送信済みです。 過去に何度も指摘している、”8つの枠全てに・・・” といった観点の存在理由(の一つ)です。 何故その馬なのか?、何故その履歴なのか?といったところにも根拠がある。ターゲットになる馬と履歴は施行規定により指定されている。 |
04.02.07 |
第38回 共同通信杯(GV)(トキノミノル記念)について取り上げます。 共同通信杯に限らず、その重賞を制覇した馬を父に持つ馬の存在有無は出走構成として大切。(競馬であることの証明になるから。) 過去の進行中!で指摘したように、起用されるゲートや枠は数式により表現できる。で、数式には競馬独自の要素がいくつも組み込まれていて、主催者が提示する資料から数式の組まれ方を解読することが可能。情報開示されているのだから、解読できる・できないは挑戦者次第ということになる。 さて、10頭による出馬表が用意されて、 04.01.17 で指摘したアプローチが持ち込める。 枠番[1][2][8]から一つ、[3][4][7]から一つの枠が同じ理由で馬券になることができない。(計二つという)数が決まっていて、しかも理由が同じだから判断しやすい。 ≪他の連対禁止枠はどうか?≫ 枠連として持つべき馬券(基本的に2点)の構造と表裏になっている。この部分を学ぶ第一歩は、”何を理由にその枠連馬券を残すのか?” ということ。 つまり、残した枠連馬券が的中馬券を含んでいるならば、残した理由をひっくり返した枠になるということ。 ← じっくり考えてみて下さい。枠連馬券の構造を知る入り口になるので。 ■ 会員各位 「3重賞 −設計コース考察−」送信済みです。 Bコース施行、Cコース施行・・・といった表面的なことだけを追いかけても解読することはできない。 お教えした分数表記は何かと便利なので忘れずに。 |
04.01.31 |
岡部の騎乗再開に関する記事をよく見かけますね。休養中のリハビリ?に励む姿に感動して復帰を待っていたファンも多いでしょう。一方で、騎手の休養歴もオペレーションという認識がある方は復帰後のオペレーションを待っていたかも。 ”過去5年このレースでは○○騎手から何番目が連対しています” といった話はありがちかも知れませんが、騎手に関する本当のオペレーションとは無関係。過去がそのように見えるから、これからもそうであることに期待する競馬であってはいけない。 第39回 京都牝馬ステークス(GV)について、騎手に関するオペレーションを一つ。 馬に関する出走構成がオペレーションの稼動条件と繋がっているように、騎手の構成によるオペレーションも構築されている。その中から代表的なものとして、以下の分類を提示します。 『イ』 [1][8] → 【X】 ------------------------- 『ロ』 [4][5] → ******************************** 『ハ』 [2][3] → 【Y】 ------------------------- 『ニ』 [6][7] → [1]〜[8]は今年の枠番号 8つの枠は〔第一〕段階における観点で、【X】【Y】2つに分かれ、〔第二〕段階で『イ』『ロ』『ハ』『ニ』に分かれる。さらに〔第三〕段階へと細分化される。このオペレーションは全ての重賞に存在するけれど、グレードと施行競馬場の違いで細分化されています。 ■ 会員各位 「別定規定の細分化」送信済みです。 従属の関係が存在することはグレード制の証明でもあるのです。 |
04.01.24 |
第45回 アメリカジョッキークラブカップ(GU)について取り上げます。 年始開催を終えようとする段階ですが、12/13(=表開催の数)残っているところが11/12(=月の数)になりつつある一般社会との違いの一つですね。 会員用進行中!でハンデ戦・別定戦について年始開催ならではの観点を少し指摘しましたが、国家事業という意味で施政方針演説が行われる時期と重なるところが面白い。 今年のAJCC、注目すべき出走構成として8つの枠全てに重賞未勝利馬が存在を挙げておきます。 (マスコミ的には)GU競走としては物足りない?メンバーかもしれませんが、オペレーション的醍醐味は十分ですので。 ⇒ 使用コースが・・・といった直接的な部分ではなく、今年加えられた相対的設計変更を把握できるかどうかが一つのポイント。(少し難しいかも) また、賞金による別定戦であるものの増量規定対象馬不在の構成となった。この場合の基本的なグループ分けは過去の進行中!で取り上げていますので是非参考に。(こちらはわかりやすいでしょう) ■ 会員各位 「年始開催内別定戦考察」送信済みです。 年が明けて全馬加齢されるといった何気ないことが、各レースの施行時期・区分とセットになってオペレーションを構築している。 |
04.01.17 |
第44回 京成杯(GV)について取り上げます。 年始開催、別定規定、芝2000m重賞、(特指)、・・・どの入り口であっても根拠と展開の仕方が正しければ、早い段階で取捨選択が重なってくる出走構成になっている。 ここでは逆枠について少し。(発表された出馬表の枠順を正規枠、大外から組み直した枠順を逆枠と表記します。) 逆枠については一般の研究者にも普及?しているかも。そこで確認ですが、逆枠という考え方を持ち込める根拠は用意できていますか? ここをクリアしないと枠の取捨選択の段階で運まかせになってしまうので必ず立ち止まって下さい。 いきなりですが、(多数側の)馬券にならない枠を馬券になることができない理由でグループ分けすることができる。部分的に指摘すると、10頭立ての場合、正規枠[1][2][8]から一つ、[3][4][7]から一つの計二つの枠が同じ理由で馬券になることができない。(この二つの枠が同じグループということ。) [1][2][8]、つまり逆枠でも[1][2][8]。[3][4][7]も同様。理由が同じだから比較的容易に見つけることができるのです。 今回指摘したことは他の頭数の考え方にも繋がっていますので。 ■ 会員各位 「日経新春杯 −新HC期間による反転−」送信済みです。 見た目が同じだから反転(新しいから今まで通り)、オペレーションは世間の感覚とは逆に構築されていくのです。 |
04.01.11 |
第38回 日刊スポーツ賞シンザン記念(GV)について取り上げます。 「名馬で振り返る50年」、年始開催2節はシンザンですね。祝日開催、しかも成人の日(=おとなになつたことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます)に重ねるところが絶妙といえます。 出馬表に辿り着いた12頭(人)を、主催者はどういった分類基準で8つに分けているのか?これは過去にも指摘しているように何通りもの基準があって、馬券として持つべきフォーカスの段階で重なってくる。 分類基準に繋がる要素として、(施行規定とセットにした)各馬の冠・履歴・負担重量等が代表的。で、今回は祝日開催として8つの枠がどのように分類されているかを提示します。 『ア』 [1][7] → 【A】 ------------------------- 『イ』 [4][8] → ******************************** 『ウ』 [2][6] → 【B】 ------------------------- 『エ』 [3][5] → [1]〜[8]は今年の枠番号 8つの枠は〔第一〕段階における観点で、【A】【B】2つに分かれ、〔第二〕段階で『ア』『イ』『ウ』『エ』に分かれる。さらに〔第三〕段階へと細分化される。12頭立てにしたことも一つのポイントになっています。 ■ 会員各位 「シンザン記念 −レース名考察−」送信済みです。 競馬番組には様々な頂点戦が設計されている。観点Xで頂点戦になっているレースが観点Yでは従属的レースになったりする。レース結果はそれぞれの観点が証明されることになるので絞込みに有効なのです。 |
04.01.04 |
**** 明けましておめでとうございます **** 「JRA50周年記念サイト」を一通り確認しましたが面白いですね。宿命という意味で従来の主催者HPとは役割が異なるものの、いくつかのオペレーション解読へ向けた証拠の公開に利用されています。 さて、【1日・3日・2日・2日】の年始開催ですね。この設計は中山金杯(GV)/京都金杯(GV)だけでなく、各開催日のメインレースを教える役割を持っているのでチャレンジするのもいいでしょう。 ハンデキャップ競走の出走資格が変更になった。例えば、「ハンデ期間を19週から1年に変更します。」といった記載から何がわかるのか? まず、期間限定(今週〜終わりは考えてみて下さい)のオペレーションが稼動するということ。そして、実際に稼動した期間限定のオペレーションを利用して、後のオペレーションを構築するということ。 では今週以降の期間限定のオペレーションはいつ構築されたのか? 一つの区切りとして、”馬齢重量規定が変更になってから昨年末まで” が挙げられる。順を追って検証する場合の参考にして下さい。 ■ 会員各位 「分類とは何か?」送信済みです。 何グループに分けることが解読に繋がるのか、そのグループ数は主催者が指定しているのです。 ハンデ戦については近いうちに取り上げる予定です。 |
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以下のような気持ちで自由・勝手、独断と偏見にてかかせてもらっていますのであしからず。
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