00.12.31 |
20世紀の ”オペレーション的名馬” として以下の ”8頭” を挙げます。 (優先順ではなく時代順) シンザン ミスターシービー シンボリルドルフ タマモクロス (地)オグリキャップ エアグルーヴ (外)タイキシャトル スペシャルウィーク 上記8頭の選抜に関して私情は一切含まれていません。 (構築されているオペレーションが基準) ★ 8頭の中から1頭を削ってしまうと代わりに何頭もの馬を含めなくてはいけないし、しかも完全にカバーすることは不可能。 ★ 逆に別の馬を含める必要も無い。 ← 8頭の中で役割分担すれば説明できるようになっている 例えば 00.09.12 で指摘した ”6頭” は上記に含まれる ”4頭”=シンボリルドルフ、 (地)オグリキャップ、 エアグルーヴ、 スペシャルウィーク、 含まれない ”2頭”=ナリタブライアン、 (外)エルコンドルパサー に分かれる・・・。 この6頭だけでは シンザン、 ミスターシービー、 タマモクロス、 (外)タイキシャトル の説明を完璧にすることができない。 8頭を選抜し役割分担することで(単独で説明できたら 6頭 VS 94頭 にならない) ナリタブライアン、 (外)エルコンドルパサー は説明できる。 そんな面倒なこと言わずに10頭としておけばいいのでは? それではダメなのです。 (ホントのオペレーションを見落としているという宣言になってしまうから) 最近になってオペレーション的名馬の8頭をまとめたわけではなく(←念のため)、常に次に加わる馬を意識して分析しています。 (少なくとも テイエムオペラオー が9頭目になることはあり得ない) この8頭をオペレーション的名馬と指摘する理由は各理論全てに関与しているからです。 ******** 良いお年を ******** |
00.12.27 |
有馬記念に限らず ”馬連1番人気決着” を見て「やっぱり(?)そうか・・・」という変な納得をしてしまうのは非常に危険。 テイエムオペラオー について......天皇賞(春)馬、 宝塚記念馬、 天皇賞(秋)馬、 ジャパンC馬......どの1着馬として考えるのか?......例えば 天皇賞(春)馬として有馬記念を勝ったという認識は間違いですので。 00.12.22 で触れた、”異なる理由 ⇒ 同じ様に見える結果を作る” 典型的サンプルです。 ≪1着賞金変更へのアプローチ≫ 1着賞金A < 18000万円 < 1着賞金B 1着賞金がアップしたのは ”見てそのままのこと” にすぎない。競馬談議ではなく馬券に結び付けたい方は ”1着賞金A” ”1着賞金B” に該当する金額を徹底的に考えることをお勧めします。(既存の1着賞金値とは限らない) 例えば、1着賞金A=13200万円、1着賞金B=25000万円、こういう単純な話はいけません。 このアプローチをするようになると......「この突出(?)した賞金値をどう考えるべきか!」「この僅か(?)な変化をどう考えるべきか!」 といった類の競馬談義に全く興味が無くなる......設計変更が楽しみになるかも。 有馬記念に限らず全てのレースに持ち込める考え方なので。 ≪過去3年間を支配した4頭≫ 古馬戦に関しての話。 この4頭を特定しておけば最近3年間、特にGTについては非常に解りやすい。 ← GTが解りやすいということは各ステップレース、他のGU・GV・・・にも役立つので ご自身で見つけた方は大切にしていると思うので馬名は書きません。 ← 大切にしている方、この4頭に対抗する馬が既に仕込まれているので来年以降に応用できます。 ■ JRA競馬20世紀全てのレースが終了した。 次回、”20世紀のオペレーション的名馬” について少し。 ■ カウントダウンS はファンファーレがおもしろかった。 ■ 会員各位 「テイエムオペラオー は ”何馬” として勝ったのか」配信予定です。 |
00.12.22 |
ラジオたんぱ杯3歳S や カウントダウンS も興味津々ですが有馬記念について。 ← 一応世論重視で 一般のニュースでも取り上げられ、普段はあまり馬券参加しない人々も馬券を買う。 あるいは初めて馬券参加したレースが有馬記念、というファンも毎年誕生する。 そんなレースだから余計に別世界の競馬で.....理詰めで完璧に迎え撃ちたくなりませんか? 〜 よくある考え方 〜 有馬記念に限らず出走馬の構成を考えることは非常に大事ですが、”あるべき研究の方向性” という面から時事的に有馬記念を例にすると・・・ 古馬中・長距離GTとして 天皇賞(春) 宝塚記念 天皇賞(秋) ジャパンC、クラシックとして 皐月賞 ダービー 菊花賞、 それぞれの1着馬の出走・不出走を考えてみる。(ここまではOK) この観点で過去の有馬記念を分類して......○○馬が不出走で△△馬が出走すると△△馬が連対してますっ!......この辺から危ない。 何故か? 大きく2通りに分けると 【上記のGTを複数勝った馬】 について ”自分の考えが成立するように” 天皇賞(春)馬、あるいは 宝塚記念馬、 あるいは・・・馬と解釈していませんか? 複数勝った馬についてどう解釈すべきかはルールにより完璧に決められている......例えば テイエムオペラオー について 天皇賞(春)馬、 宝塚記念馬、 天皇賞(秋)馬、 ジャパンC馬......どの1着馬として考えるかに推測・期待の介在余地はなくルールとして確定している。 つまり 天皇賞(春)馬として考えると云々、天皇賞(秋)馬として考えると云々というレベルにホントのオペレーションは存在しない。 異なる理由 ⇒ 同じ様に見える結果を作る (主催者の一つのテーマなのです) 【上記のGTを一つだけ勝った馬】 についてはそのまま考えてはいけない。 そのGT1着の前後の戦歴がポイントになっている。 単純に考えてみると ○○馬が不出走で△△馬が出走すると△△馬が連対してますっ! ← これだけではオペレーションとして矛盾しているのです。 毎年レースは消化されていく、つまり分析対象が増えていくわけで年毎に簡単になっていくことになりませんか? 年毎に簡単になっていかないことはご存知の通りです。 〜 1着賞金がアップしたことについて 〜 (話題になっているとは思うけど)有馬記念の段階で考えても殆ど手遅れなのです。 ← こういう表現は他のレースでもしたけれど理由を少し 1着賞金がアップしたということ......連対馬には許可条件を守りながら何らかの変化が求められる......各馬の戦歴は既に出揃っているのだから今年から賞金が上がったことに対しては既にいくつものレース結果に反映されて終了していることになる。 ”有馬記念へ向けてのレース段階で、有馬記念の賞金アップについて考慮したアプローチをする必要がある” わけで、その方が的中馬券に結びつくのです。 既に消化されたレースにその観点も加えて分析してきた方ならば今更話題にするまでもなく絞れているでしょう。 天皇賞を超える賞金値レースが創設されること......その事実をどう解釈すべきか......過去の準備段階を含めて歴然と番組表解読理論により判断可能です。 (今秋の番組表ではありません) ここからが難しい......該当の記載が天皇賞、あるいは1着賞金に繋がっているとは一般の研究者にとって思いもよらない・・・。 〜 弱者救済レース 〜 殆ど ”合言葉” の世界と思われます。 レースの規定が馬齢戦だから......これでは朗読しただけであって、過去に起用された馬が何を救済されているのかを説明すべき......救済内容が細かく分類されて存在しているので。 ■ KONISHIKI 離婚したそうで。 阪神3歳牝馬Sを終えた直後なんてしびれますね。 彼的にも完結したのでしょうか? 元横綱・3代目若乃花の藤島親方が日本相撲協会を退職とか。 KONISHIKI の道ですか? JRAのCMに使えば非常におもしろいモノが作れると思うけど・・・。 ただ、訴訟歴を所持すると起用禁止条件?......今後他区分へ出走予定との事......新馬券導入時に過去1年の戦歴重視ならば何とかなる? 有馬記念で忙しい、なんて言わずに KONISHIKI と 対比させて頭の体操でも。(真顔で考えることではないけれど) 真顔で考えた方の予想、こちらからの1頭と重なっていて非常に面白いので歩きながらにでも考えてみるといいかも。 ■ 会員各位 23日、「”テイエムオペラオーの秘密” 分析への入り口」進行中!として配信予定です。 |
00.12.18 |
会員各位には既に連絡させて頂きました ”メールによる 進行中! スタート” について一般読者に関係のあることだけ(同様のお尋ねを頂く可能性があるので)少し・・・。 ★ 趣旨 Webにおける進行中!とは別の内容を会員各位にのみ送信させて頂きます。 (一般読者には要望があっても送信しません) バックナンバーとして後日Webにて公開することもしません。 (時が経てば価値が下がる内容とは思っていませんので) これに伴いWeb上の進行中!更新頻度は減少していくことになります ← 臨機応変です ≪理由ですが≫ 進行中!は元々私が自由に書かせて頂くもので ”あるべき研究の方向性” を主な目的としています。 研究に苦労をし、疑問を感じていた方からは 「凄い・・・」 「ある意味ショック」 に代表される反響メールを多数頂き大変嬉しく思っております。 (1)一方で予想通りですが金銭に拘らず公開していた進行中!を引用して競馬商売に使おうという商売理論者がいることも事実です。(そちらへの対応はここでは触れませんが、その種の対応は競馬同様ルールに従って進めます) (2)私が私のレベルで競馬を分析し続けるための時間......これに何ら影響のない範囲で個別支援を行う基本スタイルは変化しません。 ”自分の予想で的中できるようになりたい” と願う方に対し直接配信する方がしっくりするのです。 (Web、メールいずれにせよ要する時間は同じなので) いずれにせよ、現状レベルに関係なく ”競馬を解るようになりたい” という方にのみ対応する方針をずっと守るということです。 ■ 朝日杯3歳Sで連対に近いようで1番遠い馬 → 阪神牝馬特別 3歳戦の基本的考え方の一つから該当馬へ辿り着く手順をメールによる 進行中! で配信します。 ■ 送信状況は会員各位のページに掲載しますのでメール不着有無の確認にご利用ください。 〜 全く別のこと 〜 ■ 何度か 「○○氏の競馬についてどう思われますか?」 というお尋ねがありました。 私は競馬四季報等の客観的資料は購入・利用するけれど、所謂馬券本の類は全く興味がなく見ることもないので作家(?)・理論家(?)については答えようがないので。 人物ではなくオペレーションに関する質問内容で.....何人もの方が間違った共通認識を前提としていることがあり、そのままだと永遠にレベルアップは無理だから.....個別対応とは別に取り上げることはあるけれど。 競馬に関して興味があることは ”主催者が構築している(準備している)オペレーション” なんで。 ■ オペレーション分析に関してスタッフ(?)とか意見交換する人(?)の存在はありません。 理詰めの競馬に問われることは ”作業をどれだけこなせるかではなく、ルールをどれだけ知っているか” だから。 意見交換した方がオペレーションかどうかの判断がしやすいのでは? ← そのようであって実は違う ≪それには2つの理由があって≫ (1)オペレーションは突然始まることはない (2)オペレーションであるならば全て数学的背景が存在する 新たなオペレーションの可能性を感じた時、解読済みのオペレーション(=数学的背景を伴うルール)に当てはめれば客観的判断が下されてしまうのです。 ← 極端な話、自分の意見さえ ”違う” といわれてしまう |
00.12.15 |
阪神牝馬特別に限らず他の牝馬限定戦にも使っているオペレーションの中からひとつ。(世代限定戦及びエリザベス女王杯は設計思想が別なので、今回のオペレーションには含まれません) 以下は対象レースにおける、項目【1】〜【7】に対してのグループ分けを意味しています。 【1】 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】 【7】 京都牝馬特別 ● ○ ● ● ○ ● ● 中山牝馬S ○ ○ ● ○ ○ ● ○ マーメイドS ● ○ ○ ● ● ● ○ クイーンS ○ ○ ○ ○ ● ○ ○ 府中牝馬S ○ ● ● ● ○ ● ○ 阪神牝馬特別 ● ○ ● ● ○ ○ ● (注)各項目について ●か○ の2グループに分類できるという意味。2000年における番組設計からグループ分けしてあります。 ≪何が解るのか≫ 例えば阪神牝馬特別の予想をする時......【1】については京都牝馬特別とマーメイドSを参考にすればいいし、【6】についてはクイーンSを参考にすればいい......各項目で他方のグループを参考にするのもいいし......利用の仕方はいろいろ・・・。 阪神牝馬特別以外のレース予想も同様に行える。 ← 置き換えるだけだから 設計変更があっても ●⇔○ という変換をすればずっと使える・・・。さらに新設レースに関しても各項目に ●か○ が当てはまるので対応できる。 今回のことだけでも ”変更初戦だから・・・” ”新設でサンプルがない(?)から・・・” という考え方はオペレーションの本質とはかけ離れていることが解る。 上記の分類を確認すると7項目が同じになるレースは存在しない。 つまり同じになるレースは設計されないのです。(レースの独自性が失われるし、主催者はそんなセンスのないことは決してしない) 新設レースは既存の組み合わせと異なった組み合わせを所持して誕生する。 今回は考え方を理解して頂くために7項目としたけれど実際にはもっと存在します。(的中だけが目的ならば7項目でも十分です) 強烈なオペレーション故に各項目は少し難しい。(これまた)あるべき研究の方向性ということで。 ■ レースの個性が ”2通りの集合体として表現できる” → レースの個性を数学的に表現できる → 許可条件・禁止条件を数学的に表現できる ( ↑ 考え方のプロセスはイメージして頂けるかな?) ■ 00.10.06 00.10.09 00.10.11 覚えてます? 朝日杯3歳Sのレース後の分析レベルが試されます。 |
00.12.13 |
オペレーション研究をしている方は出馬表構成に大変興味があると思う。 私自身は持ち込む理論の種類によって出馬表の見方を変化させている。 何故かといえば出馬表構成の必然性にはいくつもの理由があり一つの見方では対応できないから。 例えば......出走頭数、各馬に与えられるゲートの理由、枠の理由、単枠・2頭枠・3頭枠になる理由(数の理由と同居する馬の理由)......キリがないといえるほど存在している。 ★ 出馬表構成に対する認識で ”何年か後に賛同して頂ければ十分” という類のことをひとつ。 与えられたゲートにより各馬をいくつかのグループに分類する・・・。 ← ここまではOK で、この分類の仕方に問題がある。 ← 頂く質問の内容が(分類の仕方自体、私は大雑把過ぎると思っている)この分類を前提としているケースが多いようなので。 ”合言葉(?)” の影響なのかな???? 解りやすく16頭立てを例にすると・・・ ------------------------------------ @ A A B ------------------------------------ B C C D ------------------------------------ D D E C ------------------------------------ F B G A ************************************ H A I B ------------------------------------ J C K D ------------------------------------ L D M C ------------------------------------ N B O A ------------------------------------ 16頭立てだと上記のように4グループ(?)......グループA(@GHO)、グループB(AFIN)、グループC(BEJM)、グループD(CDKL) ← この分類を前提にしてしまうことが大雑把過ぎる・・・。 (部分的にはOKだけど) この分類を前提にしてしまうと、どんなに時間を費やしても特定のオペレーションに気付けない理由を自分で設定することになってしまう。 ≪イメージとしての例え話≫ 分類に求められている単位が mm なのに cm 単位で測ってしまっている。 モノ指しを使用することはOK(部分的にはOK)、けれども単位がNG(大雑把過ぎ)。 用意されている答えが運良く10mmの倍数の時、cm単位のモノ指しでも当たるかもしれないけど・・・。 (話を戻して)オペレーション研究のレベルアップがされて、各馬の連対許可条件・禁止条件を出馬表に当てはめた時、今回指摘したことが「なるほど!」と理解して頂ければ十分です。 (何年経っても変わらないことだから) 推測や期待とは無関係で ”数学的根拠を伴って” 大雑把過ぎると表現してますので。(出馬表は主催者の宿命だから分析すべき秘密が存在する) ■ トップページの各馬は単なるグループ分けとして配置してあるわけではありません。 ■ 私は与えられた出馬表を反対側から表現する時、ゲートについては ”左から何番” 、枠については ”逆枠” と表現しています。 (ゲートと枠に関するオペレーションを考えた時、最も相応しいと思うから) |
00.12.11 |
”阪神3歳牝馬S → 朝日杯3歳S” 、連続週設計でしかもグレード・大会回数・1着賞金値・世代限定戦・芝1600m等、共通項目がいくつもあるから
( 00.10.06 以降で触れた ”先行GTからの継承ルール” そのモノではなくても)
何らかの継承性を考えてみたくなる。 大変なレベルで構築されているのは事実で、時間を費やす価値は充分あると思う。 しかし他のレースとは ”異なる考え方” を持ち込む必要がある。 (← 解ってしまえば ”異なる考え方” ではなく、いつも ”同じ考え方” ということになるけれど) 何故か? 理由は ”牝馬限定戦” → ”牡馬・せん馬” という ”規定により既にひっくり返っている” 、ここに存在する。 (”牡馬・せん馬” という規定が無ければ何の説得力もない話なのです) ”同じ事” と ”違う事” を共に考慮して分析したつもりであっても、無意識のうちに的中馬券と離れていってしまう独特のレースということに注意。 似たもの探し・共通項探しで狙ってしまった馬が(施行規定によりひっくり返っているが為に)結果として連対することがあるのかも。(低配当の年にありがち) 〜 分類 《 A 》 《 B 》 について 〜 少し難しいけれど来年以降も使える分類なので。 施行規定が変化しても使える理由は......《 A 》 《 B 》 分類を経て(さらに細分化されて)着順毎の許可条件に結びついているから......オペレーションは過去を否定せずに新たな部分を生み出すから......規定の変化した部分を加味すれば新たな部分は直ぐに解るから。 参考までに メジロベイリー は《 A 》、 タガノテイオー は《 B 》に属します。 とりあえずこの2頭を 00.12.08 で呈示した91年以降の分類に加えて確認するだけでいくつものことが解ってきますので。 ( 《 A 》 《 B 》の使われ方・冠・・・・ ) 「まともなら(?)2着ではなく・・・」 ← ”コメント” は主催者の宿命ではないので、分析すべき秘密は存在しない で、オペレーションとしての ”スタートからゴールまでの各馬のポジション” ”全馬の着順” に緊急事態は発生していません。 ■ メールによる進行中!を来週から会員各位に送信予定です。 (会費は従来通りです) その準備・確認として今週中(〜15日)にこちらから1通送信させて頂きます。 ← 個別支援とは無関係に単独です |
00.12.08 |
”朝日杯3歳ステークス” ......レース名、施行条件が来年変更となる。(
00.12.01 で触れたように)朝日杯3歳Sについても大変なレベルが用意されています。 果敢にチャレンジされる方は、少なくとも阪神3歳牝馬Sとは全く別モノとして考えないといけない。 ”同様の変更がされたレース” として考えてしまうと他に何を分析しても、こうであって欲しい・・・という ”期待の競馬” になってしまう。 これとは別に過去からの推移を考えた時、朝日杯3歳Sに極めて有効な分類をひとつ。 とりあえず91年(馬連発売開始年、しかし8頭故に非発売)以降の連対馬を2グループに分類します。 《 A 》 《 B 》 ミホノブルボン ヤマニンミラクル ----------------------------------------------------- (外)エルウェーウィン ビワハヤヒデ ----------------------------------------------------- (外)フィールドボンバー ナリタブライアン (外)スキーキャプテン フジキセキ (外)エイシンガイモン バブルガムフェロー (外)オープニングテーマ マイネルマックス ----------------------------------------------------- (外)グラスワンダー (外)マイネルラヴ ----------------------------------------------------- アドマイヤコジーン (外)エイシンキャメロン ----------------------------------------------------- (外)エイシンプレストン [地]レジェンドハンター この分類が解ると発生しないフォーカスをかなり切ることができる。 《 A 》or《 B 》という見方で出馬表を分析すると、同枠になる必然性(出馬表の作られ方)がよく解る。 朝日杯3歳Sにおいてゾロ目決着を行うための必要条件(92年は別の条件が欠けているから)の一つが見えてくる。 ”ゾロ目決着をした2頭はその後に・・・” という考え方は大雑把過ぎる。 ← 発生理由が異なるわけだから、その後はさらに細分化されている 分析を進めると今までとは違った朝日杯3歳Sを見ることができるので、興味のある方は頑張って下さい。 僅か2つのグループに分けるだけとはいえ少し難しい。 あるべき研究の方向性ということで。 |
00.12.06 |
CMについて 「おもしろいっ!」 「守備範囲広いですね・・・」 という類のメールを多数頂き有難うございます。 誤解のないように......特にこれからオペレーションを学びたいと考えている方......オペレーションとCMについて少し。 【オペレーション解読の入り口にCMを考えてはいけない】 阪神3歳牝馬Sを例にすると、最初に(レース固有、相対的共に)各理論から ダイワルージュ に関しての事(枠・ゲートの指定、新潟3歳S、牝馬限定GTからの継承、その他)を特定しておいてCMを見るからその意図が解るという順序ですので。 CMを入り口にしてしまったら台詞どころかキャスト、配色、BGM、・・・理由のない競馬へ進むことになる。 ( ”オペレーションによる競馬” という意味では時間の無駄) 「20世紀の名馬100」に関しても 00.09.05 で指摘したように各理論でまず検討をして、あとから”おまけ”で考えることが大事......ずっと使われている......けれども入り口にしてしまうとさっぱりわからない。 〜 研究の時間は何処に使うべきか 〜 広い意味では、”主催者の宿命にこそ、分析すべき秘密が存在する” という表現かな。 (「○○に使うべき」と簡単に言えてしまっては ”ナントカ式必勝法” と大差がない) 各馬が戦歴を所持することは競馬の宿命だから大変なレベルのオペレーションが用意されている......主催者が番組設計を行うことも宿命だから同じ事が言える......これに限らず各理論で挙げた他の項目も掘り下げていけば同じ事が言えるのです。 テレビCM、インフォメーション、という類......競馬の施行だけを考えればなくなっても構わない(昔はなかった)......つまり主催者の都合でどうにでもなる話に、限られた時間を使うことは???? (オペレーションとしてではなく ”楽しいから” という理由なら人それぞれの競馬なんで) 何かを調べてみようと思った時、(時間を費やす前に)その対象が主催者の宿命かどうかを考えてから始めることをお勧めします。 主催者がそれをやらざるを得ないのか?と考えてみることが大事。 ”研究歴○○年”という方でも上記の線引きは意外と曖昧になっているようです。 〜 出目理論について 〜 進行中!で特定のゲートを取り上げたことはあるけれど、出目理論とは異なるアプローチからだった。 (進行中!で触れた範囲の理由という意味で) 連動(?)、リンク(?)を少しでも早く見つけて、該当レースで使われる(?)ことを期待する・・・。 ← よくある話では オペレーション(ルール)であるならば ”期待する” という表現は適切ではない。 逆に ”期待する” という表現をするならば ”オペレーションかどうかは解らない” ということになってしまう。 出目のオペレーションが解っているということは ”ルールに従って使われるべき枠・ゲートを算出できる” ということなのです。 出目理論の本質は早く見つけることに優れているかいないかなどではなく、このルールを知っているかいないかである。 |
00.12.04 |
より多くの方が楽しめるという意味で、忘れた頃のCMを取り上げたけど如何でしたか? ”ワイド発売初GT戦=阪神3歳牝馬S” 故に昨年のレースで仕込まれたことが4歳牝馬路線を経て今年のレースで完結した。 ← あくまでCMの話 00.12.01 で指摘した ”ワイドのもう一点=1、3着” をお忘れなく......そして台詞にあった2点 ”共通着順=2着” に関して (1、3着は既に使われているから)2着馬 (外)ゲイリーファンキー から新潟3歳S......今年代替開催・距離変更になっている新潟3歳S1着馬 ダイワルージュ ......こんなことでいいのか? となりそうなのでもう少し・・・。 ”昨年の1、3着馬 → 該当GTで2着” ならば ”昨年の2着馬 → 該当GTで1or3着” でないといけない・・・。 そして該当GTはオークスであるべき(前出の2頭が秋華賞と桜花賞だから、残りの1冠で)・・・。 しかし昨年の2着に外国馬を起用することが、今年のレースでCM的完結をする準備であって(オークスに出れないから)、(オークスでないことが)1or3着ではなく2着で起用できる理由の一つになっている。 古馬牝馬限定GT=エリザベス女王杯で、オークス3着馬 ファレノプシス を1着に起用したことも理由になっている。 世代の変わる今年最後の牝馬限定GTで 2着馬 → 2着 で終えた。 ■ その他の ”変更事項” を利用すると ダイワルージュ がさらに解りやすくなっている。(気付いている方も多いと思う) ■ 所謂表開催でワイド発売後1年を経過した。 新馬券発売へ向けても着々と準備が進んでいる。 で、トップページの配置を少し変更しました。 (ルールに従ってポジションやリンクの数を決めているので一つ変更すると複数の変更になってしまうけど) |
00.12.01 |
”阪神3歳牝馬ステークス” というレース名が馬齢表記方法の変更に伴い来年変更になる。 これとは別に今年と異なった施行条件で来年行われることも既に明らかになっている。 「来年の重賞競走の主な変更点」が発表され、この時期のレース分析に利用されることかと思う。 例えば 00.10.23 で指摘した ”自然といえば自然なのです” といったことは1年前から持ち込み可能であったアプローチのたった一つにすぎない。 新たに持ち込めるアプローチは(例年通り)いくつも生み出されている。 ←表向きというよりも裏側の事実として認識されることだから少し難しい ≪上記とは別問題で注意すべきこと≫ ★ 来年 ”負担重量が変更になる” ”1着賞金が変更になる” といった変更点を項目数として数えてはいけない。(各変更は大事ですよ) つまり 「来年何項目の変更があるレースは云々・・・」 という考え方の行き先にホントのオペレーションは存在しませんので。 同様の変更点であってもレース毎に重要性が異なる......よって同列に扱うことは大雑把過ぎるのです。 ★ 00.09.26 にて ”変更初戦” を理由に及び腰になることは間違いであると指摘した。 ”来年変更になってしまう” ことを理由に及び腰になることも同様に間違いですので。 「番組表は例外を認めず平等である」、一方で「今年は最後だから・・・」となってしまっては矛盾している。 この2点は来年のレースにおいても表現を変えて当てはまることでもある。 〜 別の角度 〜 前半は ”来年どうなるのか” に注目した......誰でも注目すること......今回は大変なレベルが要求されてます。 で、 ”過去から” に注目します。 ★ 前回触れた(阪神3歳牝馬Sはここから・・・の部分) ”可能性を含んで馬券にならなかった部分” の解釈、これまた難しい。 ← だから紛れのない世界になっている 何故かというと、JCにおける[外]の戦歴解釈ができること → JRA馬としての戦歴に変換する → ”エアシャカール と クリノキングオー” 的アプローチをする → テイエムオペラオー で説明した ”ひっくり返す” テクニックを経て辿り着ける。 (過去の進行中!で確認してください) ★ とりあえず、より多くの方が使える事を 突然ですが、”テレビCM=服の買い物バージョン” ありましたよね。 店内で 女性 と KONISHIKI が「1、2着で・・・」 「2、3着で・・・」 と会話するやつ。 このCM(女性と ”ワイド” )に関連して ”ワイド発売初GT戦=阪神3歳牝馬S” を解釈する。 ”ワイドのもう一点=1、3着” をお忘れなく......そして台詞にあった2点 ”共通着順=2着” 1着 ヤマカツスズラン → 秋華賞 2着 (桜花賞必然の回避) 3着 マヤノメイビー → 桜花賞 2着 (秋華賞必然の回避) 秋華賞必然の回避については 00.10.16 参照 戦歴的(だけでなく)根拠のあるCM(他のCMも)であって、今回取り上げた理由は......ここから1頭解るようになっているから。 私が真顔で考える分野じゃないけど(念のため)、各理論から辿り着くこと(今回のCM以外の部分も含めて)が重なっているので大丈夫。 ■ 今年あった ”変更事項” 確認できてますか? ← これ加えるとさらにOK |
2000年 6・7月 8・9月 10月 11月 |
以下のような気持ちで自由・勝手、独断と偏見にてかかせてもらっていますのであしからず。
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