01.12.29 |
JRA競馬が開催されない土日ですね。年末、年始の開催日割とセットにしてオペレーションを分析する、以上は方向性としてOKです。 有馬記念(GT)(第46回 グランプリ)に関しては、今年の進行中!で指摘したことを参考に検証してみると理解が深まるでしょう。 00.12.27 で触れた ≪過去3年間を支配した4頭≫ の部分に拘り続けた方は ”使われるべき部分戦歴” と ”連対禁止になるべき部分戦歴” 、オペレーションに例外(?)は存在しないことを痛感して頂けたと思います。 ■ 会員各位 「有馬記念 −万馬券決着解読への入り口−」送信済みです。有馬記念が存在する限り、永遠に無くならないオペレーションといえます。 主催者の情報収集及び管理能力は素晴らしい。主催者がアウトサイダーに求めることを一つ挙げるとすれば、「礼儀正しさ」ではないでしょうか。オペレーション研究が競馬以外のことにも役立つ、そうあって欲しいものです。 ******** 良いお年を ******** |
01.12.22 |
敬宮愛子内親王殿下御誕生慶祝 有馬記念(GT)(第46回 グランプリ) となった。 出馬表の構造に関して、各馬が施行規定のどの部分により出馬表に辿り着いたのか、ファン投票云々だけでなく是非確認して下さい。 設計内容を確認すると、オペレーション解読には階層の考え方が必要不可欠であることが再認識される。 今年の有馬記念は過去のWeb進行中!で取り上げた観点だけで、十分迎え撃てるようになっている。ジャストミートに繋がる観点を確認の意味を含めて指摘します。 【1】(国際)レースではないけれど、施行規定からは[外]出走が可能である事が示されている。 ここで大切な事......[外]にとっては登録馬発表以前に一つの段階が存在する......そこで可能性を残したとしても最終的に出走するかどうかは次の段階である。 出走可能な[外]の数、この点において主催者が最初から放棄している決着構造がある。別のいい方をすれば、(放棄している決着構造に対して)残している決着構造が存在することになる。 他のGTで、(混)レースと規定されなくても施行規定から(外)が出走可能となったレースは存在する。 → 当レースにおける[外]に置き換えることはできるが、可能頭数という部分で異なっている。 つまり、同じ事、違う事が複数存在している。 従って、該当GTの検証がされているならば、何重にも(複数存在しているから)辿り着けるようになっているのです。 【2】 01.10.27 で取り上げた観点も参考になるでしょう。 ■ 会員各位 「有馬記念 −回避馬が教える決着構造−」送信済みです。 クローズアップすべき馬を念頭にWeb進行中!を読んで頂くと、別の入り口に気が付くと思います。 進行中!については来週も送信予定です。 ■ 祝 ステイゴールド ! |
01.12.15 |
第18回 フェアリーステークス(GV)について取り上げます。 有馬記念に関心が偏りがちな時期故に、検証不足になりがちではないでしょうか? 施行条件に注目すると、距離・レース名・負担重量の変更、(混合)・(特指)化、開催週移動・・・、(各位の所持資料にもよりますが)客観的事実だけは最低限整理すべきでしょう。どんな変化があろうとも、過去を否定するレース結果は発生しないから。 ☆当レースを最短距離で解読するには何処に着目すべきか? 敢えて一つ挙げるとすれば、”芝1200m戦” でしょう。ただし、”阪神ジュベナイルフィリーズ消化後” という条件をセットにして。 世代限定芝1600(GT)戦消化後に施行される芝1200(GV)戦、この設計意図を分析しなくては本質は見えてこないのです。 ←何故距離ダウンするのか? ≪少し具体的に≫ (出否を含めて)阪神JF出走歴を起点に出走構成を分類する。 さらに、分析対象年のGTをどのような戦歴所持馬に与えたのか?(例えば、距離の持ち方等) ★どのような戦歴所持馬が阪神JFを制し、そのレースからどのような馬を送り込んでくるか、その組み合わせにより起用馬(のグループ)のルールが構築されているのです。 ■ 会員各位 「番組設計全体を把握する」送信済みです。 当レースを阪神JF終了後、かつ2歳馬のうちに施行する理由の一つは、来春の3歳戦を教える役目があるからです。 |
01.12.08 |
第53回 朝日杯フューチュリティステークス(GT)については、阪神JF同様、施行条件の確認は全て大丈夫ですか? 01.12.01 で呈示した枠単位で組み込まれている条件を朝日杯FSについて取り上げます。 条件に関する概念は阪神JFと同じですが、各項目内容は全て異なります。 (8つの枠に対して用意された条件の殆んどは、レース独自のオペレーションにより決定されているのだから。) 一方で、「2歳GT戦」 「連続週GT」といった観点からは、阪神JF消化後の検証レベルが早速問われる状況になっているのです。 ★ 主催者の国家観が競馬のオペレーションには反映される。 例えば、過去の歴史認識を踏まえて未来へ向けた運営がされるように、国家事業の競馬は過去の正しい総括なくして馬券を迎え撃つことはできないようになっている。(そのようにオペレーションは構築されている) 当レースに用意された項目から、解りやすい(*)ものをピックアップすると以下のようになります。 【8】〜【1】は今年の枠番号です。 【8】 【7】 【6】 【5】 【4】 【3】 【2】 【1】 A ● ● ● ● ○ ● ● ● B ● ● ○ ● ● ● ● ○ C ○ ● ○ ○ ○ ● ● ○ D ○ ○ ○ ● ○ ● ○ ● E ● ○ ○ ● ○ ○ ○ ● F ● ○ ● ● ● ○ ● ● (*)各位の現状レベルにより ”解りやすい” という解釈は異なるので、主催者が構築しているオペレーション内での相対的な表現です。 阪神JF同様、それぞれの項目をベースにした決着構造に拘りが存在することになります。朝日杯FSと阪神JFをセットにして検証することは手順としてOKです。 ■ 会員各位 「朝日杯FS −夏季番組から始まっていること−」送信済みです。 来年以降は、夏季番組の段階から秋季を見据えた競馬が楽しめるといいですね。 |
01.12.01 |
第53回 農林水産省賞典阪神ジュベナイルフィリーズ(GT)について取り上げます。 レース名・負担重量の変更、賞金額のアップ、・・・施行条件の確認は全て大丈夫ですか? 今回は各馬が所持している連対の許可条件・禁止条件といったものではなく、枠単位で組み込まれている条件について少し。 主催者は8つの枠に対して多くの条件を用意している。(その殆んどはレース独自のオペレーションにより決定されている。) 全項目が毎年重要なわけではなく、各年の施行条件により取捨選択となるわけです。ある項目に注目した時、「条件所持 VS 条件所持」 「条件所持 VS 条件非所持」 「条件非所持 VS 条件非所持」といった決着構造の指定に繋がっているのです。 (注)非所持とは連対へ向けての否定的な意味ではなく、各項目をデジタル的に表現するために用いています。 当レースに用意された項目から、解りやすいものをピックアップすると以下のようになります。 【8】〜【1】は今年の枠番号です。 【8】 【7】 【6】 【5】 【4】 【3】 【2】 【1】 A ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ● B ● ● ○ ● ● ● ● ○ C ○ ○ ○ ○ ● ○ ○ ● D ● ● ○ ○ ○ ● ○ ○ E ○ ● ● ● ○ ○ ● ○ F ● ● ○ ● ● ○ ○ ○ (注)A〜Fはピックアップした項目です。 A〜F、それぞれの項目をベースにした決着構造に拘りが存在するということです。 各項目の特定を進めることは 阪神ジュベナイルフィリーズ 独自のオペレーション分析に直結しています。 馬券的中だけが目的ならば今回の6項目でも十分です。 ■ 会員各位 「阪神JF −2歳GTレースの宿命−」送信済みです。 来週の朝日杯FSにも同様のことがいえます。 |
01.11.24 |
国家事業としての競馬故に、様々な観点からの解読が楽しめる
ジャパンカップ(GT) はたまらない。 土曜日設計の第2回 ジャパンカップダート と日曜日設計の第21回 ジャパンカップ、レース名では単純に捉えると ”ジャパンカップ” を共有しているけれど、今回は過去には触れていない部分からのアプローチを紹介します。 競馬番組表を確認した方は、重賞競走における所謂副賞の記載を目にしたことがあると思います。 (モノ書き、合言葉の世界ではこの副賞で分類して出目の連動(?)を真顔で探すことがはやったりしたそうです。) 2つのレースについて確認すると、”唯一”日本馬主協会連合会会長賞を共有しているのです。 (2つのレースに用意された、それぞれ複数の副賞は各位で確認して下さい) ≪馬主に着目する≫ 最初に、日本人馬主と外国人馬主は分ける。(副賞を読んで下さい) 2つのレースに各馬主がどのように配されているか確認する。 ⇒枠として、ゲートとして、確認。 (1)2レースを独自のレースとして単独に整理する。 (2)整理した内容を相対的に分析してみる。 ★ジャパンカップダートを既に消化したけれど、金子氏が2レースともに用意されたから起用云々なんて御都合主義を展開したいわけではありません。結果(見た目の現象)として指名されたことと、オペレーションにより指名されることは別次元の話です。 ★日本 or 海外、日本・海外それぞれを細分化・・・、馬だけでなく人間にもルールを見出す有効性を指摘したいのです。 普段とは少し違った観点から競馬を分析し、別の楽しさを一つでも発見して頂ければ良いのですが。 ■ 会員各位 「ジャパンカップ −[外]解釈の入り口−」送信済みです。 各馬の戦歴も大切ですが、”起用されるべき国” という観点も大切にして下さい。 ■ 関係者のコメント(?)記事を読むならば、一般紙の国際面の記事を読む方が有効です。 |
01.11.17 |
進行中!スタート以来の熱心な読者の方々から、トゥザヴィクトリーを迎え撃てた、というメールをいくつか頂き嬉しく思っています。 検証レベルは個人差があるので細かく取り上げませんが、(昨年の進行中!に加えて)01.11.10 で指摘した、『(国際)レースであるにも関わらず[外]⇔[外]、[外]⇔JRA所属馬、といった決着構造を既に放棄している......あるオペレーションを放棄した時、放棄した理由により選択可能となるオペレーション』この観点から各馬の戦歴を確認すれば立ち止まる部分があったのではないでしょうか。 ≪注意して頂きたいこと≫ [外]不在=該当の部分戦歴所持馬起用、といった単純なルールではありません。オペレーションの優先順位を掻い潜った結果であるわけで、結果の部分をクローズアップして前回指摘したのです。 ★オペレーションの優先順位に関する解読力が今週試されることになっている。 ≪第18回 マイルチャンピオンシップ(GT)≫ (国際)レースであるにも関わらず[外]⇔[外]、[外]⇔JRA所属馬、といった決着構造を既に放棄している。 ⇒ 先週と同じこと 外国産馬(外)は存在している。 ⇒ 先週と違うこと ★エリザベス女王杯の段階で、マイルCS(登録馬は発表されているのだから)を想定しておく必要がある。 マイルCSにおける、同じこと・違うこと、これはこれでOKですが、迎え撃つにはまだ足らない。 (前回指摘したように次の階層として(外)不在が用意されているわけだから) つまり、”違うこと” をさらに追求するのです。これが正確に特定できれば、当レースにおける決着構造が解るようになっていますので。 ■ 会員各位 「マイルCS −想定して迎え撃つ−」送信済みです。 (総論としての)エリザベス女王杯に対する相違点を認識して下さい。 |
01.11.10 |
第26回 エリザベス女王杯(GT)について取り上げます。 メール、Web、いずれの進行中!でも出走馬の分類について指摘する事が多い。何故か? 単純明快な根拠を一つ。主催者は各着順馬を選別基準(オペレーション)により確定しているわけです。つまり、各着順に分けているわけです。従って、証拠により組み立てられた分類はオペレーション解読に必要不可欠なのです。 例えば、重賞競走における選抜基準はレース毎に、しかも複数存在するのです。複数存在する選抜基準からどれを用いるか、主催者は証拠とともに宣言する義務があるのです。 証拠の代表的なモノに出走構成があるわけで、15頭による出馬表で宣言されている事になる。 当レースは(国際)レースである。しかし、外国調教馬[外]が不在であるどころか外国産馬(外)さえ不在の構成となっている。 出走構成さえ整えば、[外]⇔[外]、[外]⇔JRA所属馬、といった決着構造を迎える選抜基準が存在するわけです。 しかし、主催者は以上の決着構造を既に放棄している。だからといって、自らの選択肢を少なくしているわけでもない・・・。 つまり、[外]が存在する時(1頭、2頭・・・と細分化が必要)には稼動しない選抜基準が、[外]が不在である事により稼動させることが可能となるのです。 さらに、次の階層として(外)不在が用意されているわけです。 ≪オペレーションの基本概念を一つ≫ 主催者が、あるオペレーションを放棄した時、放棄した理由により選択可能となるオペレーションが存在する。 ■ 会員各位 「エリザベス女王杯 −主催者の選択肢−」送信済みです。 グループ分けの後、特定のグループ内一騎討ち、グループ⇔別グループ、決着構造の優先順位を考えるといいでしょう。 |
01.11.03 |
第6回 KBS京都賞ファンタジーステークスに向けたアプローチを取り上げます。 ファンタジーSは牝馬限定戦という観点からも、来週のエリザベス女王杯の決着構造を示唆する役割を持っている。 以下は開催週毎にいくつかのレースをピックアップしたもの。 スプリンターズS ⇒ 京都大賞典 ⇒ 秋華賞 ⇒ 菊花賞 ⇒ 天皇賞(秋) ⇒ ファンタジーS ⇒ エリザベス女王杯 ⇒ 秋季GTシリーズと谷間の週、毎日王冠ではなく京都大賞典をピックアップしている理由はエリザベス女王杯にあるわけです。 ★つまり、エリザベス女王杯のステップレースという証拠がある京都大賞典であり、その直接的な繋がりから、(1)京都大賞典 ⇒ エリザベス女王杯 という観点の存在は理解頂けると思う。 ★一方で、最初に触れたように、(2)ファンタジーS ⇒ エリザベス女王杯 という観点も存在するのです。 (1)(2)より、エリザベス女王杯へ繋がるレースとしてのファンタジーSは、同じ観点を共有する京都大賞典から継承するファクターが厳然と存在するのです。 01.10.13 で指摘したように、京都大賞典では何らアクシデント(?)は発生していない。ファンタジーSの分析を行うにあたり、京都大賞典の結果を様々な観点から分析することが重要なのです。 古馬戦と2歳戦、牡馬が制覇したレースと牝馬限定戦、見た目には繋がりが無いような両レースであっても、主催者は正々堂々と証拠を提示して論理的なアプローチを待ち構えているのです。 故に、国家事業たるこのゲーム、完璧に迎え撃ちたくなるのです。 ■ 会員各位 「阪神ジュベナイルフィリーズへ向かう路線」送信済みです。 Web進行中!と組み合わせて(混同はしないで下さい)みるといいでしょう。 |
2000年 6・7月 8・9月 10月 11月 12月 2001年 1・2月 3・4月 5・6月 7・8月 9・10月 |
以下のような気持ちで自由・勝手、独断と偏見にてかかせてもらっていますのであしからず。
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