00.11.29 |
宝塚記念 → 天皇賞(秋) → ジャパンカップ における「テイエムオペラオー VS (外)メイショウドトウ」......見た目の ”結果が同じ” ということは結果に至る ”理由は全く違う” ということになる。 ≪構造を指定するオペレーション≫ 00.11.24 で指摘したジャパンカップにおける決着構造......以下の(A) (B) (C) (D) どの決着構造になるのか......各馬の可能性以前に考えてみました? (A) JRA所属馬 VS JRA所属馬 (B) JRA所属馬 VS 外国調教馬=[外] (C) [外] VS JRA所属馬 (D) [外] VS [外] (A)しか可能性がなかったのか? この他に僅かな可能性があったのは(D)である。 例えば、JRA所属馬 テイエムオペラオー の単独連対はあり得ないし、外国調教馬=[外]の単独連対もあり得ない。 ≪各馬の可能性≫ JCに用意されている連対許可条件・禁止条件を全馬に当てはめるとJRA所属馬2頭、[外]2頭の合計4頭に可能性が与えられていた。 (注)[外]に関しても連対許可条件・禁止条件は戦歴により精密に設定されている。 ”構造を指定するオペレーション” と ”各馬の可能性” から究極の2点 テイエムオペラオー VS (外)メイショウドトウ [外] VS [外] 後者の可能性は僅かだったけど(配当は全く関係なし)、これを見抜かないと昨年の[外]インディジェナス を狙い撃つことなど永遠に不可能なんで。 [外]として可能性を含んだ2頭は一般研究者にとっても驚きの2頭かと思う。 ★ [外]に関してチャレンジした方には個別にお答えしています。(持ち込んでいる理由の個人差が非常に大きい部分なので) ”最初から可能性のない馬券” と ”可能性を含んで馬券にならなかった部分” を区別しておくことが翌年の当該レース的中へ向けた準備となる。 来年のJC、今週以降のレース(阪神3歳牝馬Sはここから・・・)検討は少し終えたことになる。 ■ 構造を指定するオペレーションはJCに限らず全てのレースに存在する。 ← バリエーションも沢山ある 今回クローズアップした理由は、過去のJCにおける見た目の現象から狙いがちな(B)(C)を否定できるからです。 (A)(B)(C)(D)の出現割合を気にすることに意味はない。 1番人気馬がなかなか勝てないジンクス(?)と同様、主催者は自在にコントロールできるから。 むしろ ”傾向というものを作るために” 見た目の現象を偏らせているわけなんで。 ■ [外]の2頭を特定すると馬券対象着順どころか全着順が完璧にオペレートされていることがよく解るJCだった。 |
00.11.27 |
第1回 ジャパンカップダート(GT)が消化されたことによりレース固有のオペレーションはたくさんの”証拠”とともに確認された。 00.11.22 で触れたように ”1回でもレースを消化しないと存在しないもの” を加えたことになる。 今年は ”第1回から存在しているもの” = ”施行規定が与えられた瞬間に存在するもの” だけで十分に戦えるようになっている。 「最初だから何をやってくるか(?)解らない・・・」というのはオペレーションの本質からかけ離れている......”競馬番組表は例外を認めず平等である” といいながら、第1回のレースを特別扱いしてしまうことになる......これでは永遠にオペレーション解読は不可能なのです。 以上の事は少し難しい......で、今年有効な入り口をずっと前の進行中!に書いておいて 00.11.22 で指摘する段取りにしたんだけど如何でしたか? 該当内容は 00.06.13 です。 わざわざ ”ずっと前” と書いたので気が付いた方も結構いたようで。 〜 要点を対応させる 〜 ”土日をひとつの単位として” → ”土日にGT連続とした” ”番組設計で唯一のこと” → ”土曜日にGTを設計した” ダメ押しに ”平成12年で唯一、芝コース施行重賞が設計されていない開催週” を書いておいたことだし。 〜 次の段階 〜 ダートコース施行のプロキオンSを確認すると 1着 (外)ゴールドティアラ 武 豊 2着 (外)エイシンサンルイス 太 宰 3着 サンフォードシチー 村 山 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 00.10.18 で指摘したように1着馬から考えなくてはいけない。 ご存知の通り”競走除外”である......念のため書きますが......これはオペレーションであって”アクシデント”などではない......彼らはそんな下手ではありませんので。 (この種の事もキッチリこなす、それが国家事業のレベルなんで) 2着馬以下を考える時は理由が必要......いくつも存在する中から乗替り(武豊→後藤)を挙げておきます......で、 (外)エイシンサンルイス は不出走。 次は3着馬 ”サンフォードシチー 村 山” となる......「この通りでしょ?」 という問いに対して......左右@ゲートを (外)ゴールドティアラ と共有することで、乗替った武豊が1枠に同居することで......「その通り、こちらでOKです」 と何重にも答えてくれる。 現実には除外が発生してから馬券を組むわけではなく、最初から左右@ゲートや乗替りの配置で サンフォードシチー を連軸に指名できる。 つまり サンフォードシチー 連軸を (外)ゴールドティアラ 除外によりダメ押しをしているということです。 (馬券を買い足せる時間帯の除外は好感が持てる) サンフォードシチー がプロキオンSにて入っていたEゲートを今回の1着ゲートに使うこと、プロキオンSと同日の関東メイン(パラダイスS)1着ジョッキーが岡部であること......万全の配慮がされたジャパンカップダートであった。 来年も同じか? 答えはNOで、仮に何かのファクターが今年と重なっても、その重なったことをオペレーションと勘違いして再来年以降狙ってくる馬券をひっくり返す準備なのです。 来年有効な入り口は別に用意されている。 (既に来年の番組設計の骨格は発表されているから番組表解読理論により確認済み。それができなければ6月の進行中!に書けない。) ■ 解りやすいアプローチとして上記を取り上げたけど、大事なことは各馬の戦歴解釈ですので。 敗退馬は勿論、 ウイングアロー、 サンフォードシチー とも”ポイントは春番組”にあった。 |
00.11.24 |
ジャパンカップは何故1981年にスタートしたのか? (他のレースにも言えることだけど)ジャパンカップにおいては特に意味が大きい......この解釈が一つのオペレーションに結びついている。 ジャパンカップダート(GT)は”GTシリーズ”という観点から絶妙の設計になっていると以前の進行中!で指摘したけれど、それとは別に今年が第1回にならなければいけない理由の一つをジャパンカップと共有している。 以上の事は研究のレベルが上がってきた時に疑問点を伴って気付くことかと思う。 ≪第20回 ジャパンカップ(GT)≫ 1着、あるいは2着するのはどの馬か。 ←このことを考える前に解っていなければいけないことがあるのです。 ”1着 VS 2着”を以下のように分類して (A) JRA所属馬 VS JRA所属馬 (B) JRA所属馬 VS 外国調教馬=[外] (C) [外] VS JRA所属馬 (D) [外] VS [外] (注)地方在籍馬=[地]の出走があるときはさらに増えます (A) (B) (C) (D) どの決着構造になるのかが先に解るべき。 該当馬が複数存在する決着構造が解らないのに、個々の馬の可能性が解ってしまう(?)というのはオペレーション的には矛盾している。 つまり構造を指定するオペレーションが存在するということです。 最初から(A)〜(D)の中で一つに絞れなくても仕方がない......JRA所属馬が外れない=(D)だけはあり得ない、[外]が外れない=(A)だけはあり得ない、1着はJRA所属馬=(A)か(B)、・・・こんなかんじで始めてみるといいのでは。 ★ 1着賞金が大幅にアップした。 これは多くの研究者が注目し話題にもなっていることでしょう。 誰でも考えるということは ”決定打にはならない” か ”大変なレベルを想定しないといけない” いずれかである。 ここでの ”決定打にはならない” = ”重要ではない” という意味ではなく、この理由で迎え撃つことができるレースは既に終えているということです。 00.11.03 にて鳴尾記念の指摘をしたことと同様のことがいえます。 |
00.11.22 |
第1回 ジャパンカップダート(GT) をどう考えればいいのか? 一般的には「第1回 NHKマイルC」や「第1回 秋華賞」、あるいは「第1回 ジャパンカップ」の結果から何かを見出す・・・。 このアプローチは”確認が必要な項目の一つ程度”と考えるべきであって的中馬券に辿り着く決定打とはなり得ない。 何故かというとある種の情報を与えて一般ファン、一般研究者に意識させると......例えば施行規定・登録馬・ポスター・CM・インフォメーション、そして出馬表・オッズ等......発生し得る話題や推測を主催者は完璧に計算し尽くしているから。 競馬における人間の推測は限られた範囲の中で発生する。←様々なケースを振り返ってみるとそう思いませんか? オペレーションには理由と証拠の存在が伴っている。これはオペレーションが単なる推測により解読されるモノではないことの証明なのです。 話を戻して、例え第1回であっても客観的事実によるアプローチはいくつも存在している。 その中の一つをずっと前の進行中!に書いてありますんで。(露骨な表現は当然避けて書いてあります) その入り口は今年のジャパンカップダートに向けて非常に有効です。(だから早々に触れておいたんだけど) ■ 「レース固有のオペレーションは第2回からでないと(過去のレース結果がないと)存在しないのでしょうか?」 という質問を頂いた。 前回触れたように何種類も存在していて、”1回でもレースを消化しないと存在しないもの” と既に ”第1回から存在しているもの” とに分けられる。 つまりレースの施行規定が与えられた瞬間に守られなければいけないオペレーションが既に存在するということです。 |
00.11.20 |
”レース固有のオペレーション”と一口に言っても、レース毎に一つという意味ではなく何種類も存在している。 前回 00.11.17 で指摘した分類はマイルCS固有のオペレーションの中の一つに結びつく分類(さらに細分しないといけないけど)ということになるのです。 固有のオペレーション故に創設時からの歴史が大事であることは当然......一方で今回のレースを説明しやすい入り口となっているので提示してみた。 ≪分類の先にあるものは何か≫ 《 A 》《 B 》 と 【イ】【ロ】【ハ】【二】 に該当する部分は単純な戦歴なので考えてください。 答えを書くことは簡単だけど自分で考えることをしないと疑問が発生しにくいし、自力で馬券を的中することは永遠に不可能になってしまう。 実際に考えてみると何頭かについて疑問が生ずるかと思う......その「疑問に関する部分から馬券が発生します」と指摘しておいた。 実際に調べた方は ”どうしてこの馬がこのグループなのか?” ”どうして 【イ】【ロ】【ハ】【二】 だけなのか?” という疑問が発生すると思う。 (← っていうか調べた方には疑問が生ずるような分類にしておいた) あれ? と思う馬は (外)ダイワカーリアン、 ダイタクリーヴァ、 ジョービッグバン、 (外)ビーチフラッグ の4頭であるべき。 この4頭にならない時は 【イ】【ロ】【ハ】【二】 や 《 A 》《 B 》 の段階で間違っていますんで。 (実際に「この4頭はどうしてですか?」というメールをいくつか頂いた) この4頭は戦歴的理由からマイルCSで同枠馬になることは原則としてありえない......つまり4つの枠に分散する......馬券はその4つの枠の中で決着するというオペレーションが構築されている。 (注)ダイタクリーヴァ は以上とは関係なく連対の許可条件を所持している。 この4頭が入った 2・3・6・7枠 しかチャンスがなかった。 (← このオペレーションだけでは4つの枠が残るという意味) 人気になっていた (外)エイシンプレストン、 キングヘイロー、 (外)ブラックホーク といった馬たちは出馬表の段階で既に対象外になっている。 ■ 00.11.10 で指摘した 天皇賞(秋) → エリザベス女王杯 ⇔ マイルCS 分析による連軸馬の特定にチャレンジ中の方は今週以降も勿論OKです。 想定通り連対を果たしましたので ← 当然だけど念のため |
00.11.17 |
マイルCS出走予定の各馬を2つの大きな理由で分類します。 《 A 》 《 B 》 ----------------------------------------------------- ダイタクヤマト キングヘイロー 【イ】 (外)ブラックホーク ----------------------------------------------------- (外)エイシンプレストン (外)エイシンルバーン 【ロ】 ダイタクリーヴァ (外)シンボリインディ ヤマカツスズラン マイネルマックス ----------------------------------------------------- アンブラスモア (外)ダイワカーリアン 【ハ】 ジョービッグバン メイショウオウドウ ----------------------------------------------------- (外)アグネスデジタル (外)スギノハヤカゼ ビッグサンデー 【二】 (外)ビーチフラッグ (外)ミッドナイトベット ----------------------------------------------------- 《 A 》《 B 》で2グループ、【イ】【ロ】【ハ】【二】で4グループ、合計8グループに分類します。←単純な戦歴ですので マイルCSに限らずどのレースでも登録馬に関して何通りもの分類が必要になる。その中で今年のマイルCSに有効かつ難しくない分類が上記ということです。 何頭かについて疑問が生ずるかと思う......その疑問に関する部分から馬券が発生しますので是非チャレンジを。 ★ 各グループに登録・出走回避馬を加えて考えると理解が深まるかも。 〜 過去から今年に向けて想定されるべきこと 〜 今年の安田記念1着馬 [外]フェアリーキングプローン はマイルCSにも出走する・しない・・・なんて話題を提供していたみたいだけど必然の回避なのです。 ”出走馬の構成”という面から”安田記念1着馬不在年”というアプローチ......一般の研究者はここを一つの入り口とするのではないか?......しかし主催者は待ってますよ、そこから入ってくることを。 ”安田記念1着馬不在年” だけでは主催者が待っている”同じ事”にすぎないのだ。 ”違う事”で表現することにより別の入り口に行くべきなのです。 これを意識することでワンランク上の分析が可能になってくる。 |
00.11.15 |
今年のエリザベス女王杯において”迎え撃つ”醍醐味はどこにあったのか? 私的にはいくつもあるけれど、”あるべき研究の方向性”という側面からは......「前年の敗退歴馬に勝たせてしまう」......これを挙げたい。 古馬混合戦となった96年以降の1着馬(前年着順)は以下のとおり。 96年 ダンスパートナー (不出走:前年は4歳限定戦) 97年 エリモシック (8着) 98年 メジロドーベル (不出走) 99年 メジロドーベル (1着) ---------------------------------------------------- 00年 ファレノプシス (6着) エリモシック が前年8着歴を所持している状態で97年に勝っているから見落としやすい。しかし エリモシック は4歳=54k で敗退なのだ。5歳=56k で敗退している ファレノプシス とは全く別のオペレーションが稼動している。 一口に”前年敗退歴”といっても4歳=54kで敗退していることと5歳(以上)=56kで敗退していることでは根本的に全く別の話ということ・・・。 昨年までの当レースを分析することにより、”古馬として当レース敗退歴”所持馬が1着する瞬間を迎え撃てるか否かが大事。 つまり昨年までの分析で、”古馬として当レース敗退歴”所持馬が1着する時に必要な「出走馬の構成」と「本人の敗退歴後に求められる戦歴」を想定しておく(十分可能)必要があるのです。 昨年までには存在しない、そして今年にのみ存在する出走馬の構成が ファレノプシス 起用の後押しになっているので分析作業の一つに加えて下さい。 1年間資格賞金未加算歴(加算しようとしなかった)、春季GT不出走歴(GT定量戦に出ようとしなかった)等の一貫してやらなかった内容が絶賛。 (出走馬の構成=戦歴理論で簡略的な例として引用した”ジャンケン”で考える) ≪来年以降へ向けて想定されること≫ ”4歳馬が1着する瞬間” ”(外)あるいは[外]が1着(連対)する瞬間”等は今年までの分析から既に想定可能......求められるであろう「戦歴の型」や「出走馬の構成」......オペレーションを解読できているかどうかは”初めての決着構造を迎え撃てるのか”で証明されるから。 過去の連対馬からの”似たもの探し”や”共通項探し”......その延長に「初めての決着構造を迎え撃つ」という世界は存在しない。 ■ 00.11.10 で指摘した 天皇賞(秋) → エリザベス女王杯 ⇔ マイルCS 分析による連軸馬の特定はチャレンジした方にはお答えしています。(解釈の違う場合は修正ポイントを、正解の方には正解と←難しいですよ) ■ マイルCSに関して過去から今年に向けて想定されるべきこと等を次回に。 |
00.11.13 |
どのレースにもいえることではあるけれど、いくつもの入り口が存在したエリザベス女王杯だった。理論によって支えられた入り口ならば過程は異なっても最後は同じ結論に至らなければいけない。 00.11.10 で過去の進行中!の内容を追いかけてみることを提案した。まずはこれから・・・ 00.10.16 にて宝塚記念(テイエムオペラオー)とクイーンS(トゥザヴィクトリー)を同列にしておいたことを追いかけて欲しいのです。(他にもあるけどもとりあえず今回は) オペレーションに倣って未来の準備を含めて書いているので、この2頭は秋華賞の説明のためだけに登場させたわけではありません。 ≪2頭を分析する≫ テイエムオペラオー トゥザヴィクトリー ( A ) ( B ) 宝塚記念1着 クイーンS1着 京都大賞典1着 府中牝馬S1着 天皇賞(秋)1着 エリザベス女王杯4着 大雑把な言い方をすれば トゥザヴィクトリー は テイエムオペラオー の後追いをしていたわけです。←”していた”という過去形は天皇賞(秋)、エリザベス女王杯という2つの天皇賞斤量戦で完全に終わりだからです。 【トゥザヴィクトリー は何故エリザベス女王杯で歩くのか】 ★ ”ひっくり返す”テクニックが馬券に悉く結びつくことは間違いないと宣言しておいた。( 00.11.01 ) ←今回、あるいはGTに限らず有馬記念まで続きますので。 ★ 上記だけでは不親切なので トゥザヴィクトリー が今回は用無しという根拠を”気が付けば納得できる数字”で。 まず ( A ) ( B ) には順序通り2頭の連対したレース=天皇賞(春)・マーメイドSが入ります。 この2頭がそれぞれの4戦で与えられたゲートは 天皇賞(春)=”左からGゲート”=マーメイドS 宝塚記念=”左からJゲート”=クイーンS 京都大賞典=”左からKゲート”=府中牝馬S 天皇賞(秋)=左からCゲート エリザベス女王杯=左からLゲート 連対歴を追いかけているだけでなくゲートさえも追いかけていたわけで。「ひっくり返ってますよね?」という問いに「勿論です」と教えてくれている。 00.10.04 で指摘したように3着馬は1着馬、2着馬と争いはしていない。今回左からCゲートが3着になることは非常に解りやすい。 この2頭を馬券的に見ればクイーンS・府中牝馬Sにて トゥザヴィクトリー 連軸による馬券こそが勝負なのです。 【ひっくり返して連対したのは?】 ”内容を追いかけて”という入り口からは フサイチエアデール です。 ( 00.11.08 )「新たな起点は テイエムオペラオー VS (外)メイショウドトウ」に潜んでいる.....この意味は.....今年既に1・2着のパートナーになった馬ということです。 (テイエムオペラオー と同列にした)トゥザヴィクトリー からみて フサイチエアデール(マーメイドS)、エイダイクイン(クイーンS)、(外)ハイフレンドコード(府中牝馬S)が挙げられる。 出走は フサイチエアデール、 エイダイクイン の2頭。 ここで再度”左からCゲート”がクローズアップされることになる。 つまり”左からCゲート”に トゥザヴィクトリー が入らないことで絶対連対禁止ゲートともなっており フサイチエアデール or エイダイクイン で迷う必要などないのです。 ■ 以上は前回提案しておいたアプローチの”内容を追いかけて”という入り口からのものであって、マイルCS登録馬を利用することにより判断できる1頭とは全く別ですので混同されないように。 ■ 次回はまた別の事でも。 |
00.11.10 |
00.11.08 で終了したGT4レースについての”同じ事” ”違う事”に関して簡単な例を取り上げた。 「新たな起点は テイエムオペラオー VS (外)メイショウドトウ」に潜んでいるという事をくれぐれも注意して下さい。 つまり先行3レース(スプリンターズS、秋華賞、菊花賞)における一つのポイント=「ステップレースを1着せずにGTで1着」に拘るのではなく、あくまで天皇賞(秋)が起点という事ですので。 例えば シルクプリマドンナ の部分戦歴「桜花賞3着+オークス1着」に対しては ”それがどうかしたの?” という事です。 (単純にダメといっているわけではなくこの部分戦歴で取り捨てしてはいけないという意味) ≪00.10.27 で指摘しておいた秋季GTの分類お忘れなく≫ このことからも「テイエムオペラオー VS (外)メイショウドトウ」の決着は先行3レースとは別のポイントを含んでいることになるのです。 別の言い方をすれば......天皇賞(秋)に潜んでいることを解読できるなら エリザベス女王杯、マイルCS 2つセットで的中できることになる。 天皇賞(秋)の分析からエリザベス女王杯における連軸馬を想定する。 連軸馬に想定した理由をマイルCSの登録馬に持ち込んでみるのです。 マイルCS登録馬に該当馬が不在ならば想定した理由は間違っているので考え直すべき。 エリザベス女王杯に持ち込もうとする理由が正解なのか誤りなのか、マイルCS登録馬を利用することにより現段階で判断できる。 ★ 実際にこの手順で確認するとエリザベス女王杯で1頭(完璧な連軸馬)、マイルCSでは(登録段階で)2頭しかいませんので。 〜 別の観点で考える 〜 相対関係を機軸に考える事に対してレース固有のオペレーションは遥かに奥が深い。その理由は各レースの創設時から受け継がれているモノだからであって、連対馬・連対禁止馬、それぞれに持ち込める判断材料が圧倒的に多いから。 (天皇賞(秋)において、枠目として8枠が指定されていることなどは典型的サンプルかと思う) 古馬牝馬に開放したのにレース名は”エリザベス女王杯”のままで、4歳牝馬限定GTの方を”秋華賞”とした理由.....このような類のことは全てレース固有のオペレーションが理由になっている.....秋華賞は旧ローズステークス的に考えて云々というのは、あくまでも表向きの話にすぎない。 とりあえずは96年以降の出走各馬に(現状認識で可能な範囲で)”同じ事”と”違う事”を設定して分析することを薦めます。 競馬歴、所持資料、現状認識レベルは個人差大なのでお尋ねください。 ■ 毎週の競馬は常に未来の準備を含んで施行されている.....これはオペレーションの本質からすれば当然の事。 で、進行中!もそれに倣っているので過去の進行中!で指摘した内容を追いかけて頂ければエリザベス女王杯の連対馬の一方は解るように書いてあります。 |
00.11.08 |
個々のレースには 00.10.13 で指摘したようにレース固有のオペレーションと他のレースからの相対関係を機軸に構築されるオペレーションとが存在する。 一方で各レースは”設計変更のある年”と”設計変更のない年”にも分類できる( 00.09.26 )。 レースを分析する時に持ち込むオペレーションが上記の分類でどこに属するのか意識できないといけない。 意識することによって分析に欠けてしまっていることが解るようになってくる。 【相対関係を機軸にエリザベス女王杯を考える】 相対関係を機軸にしたオペレーションといっても沢山のオペレーションが存在するので、その中から解り易いモノを一つ。 秋季GT連対馬の一方に注目すると・・・ スプリンターズS(2着) (外)アグネスワールド 秋華賞(2着) ヤマカツスズラン 菊花賞(1着) エアシャカール 天皇賞(秋)(1着) テイエムオペラオー (注)以下で指摘する部分戦歴は 00.10.06 以降で取り上げた「先行GTからの継承ルール」とは別のオペレーションなので混同されないように。 ≪ステップレース+GT歴に注目する≫ 「英国GU2着+英国GT1着」 ↓ 「ステップレース不出走+阪神3歳牝馬S1着」 ↓ 「弥生賞2着+皐月賞1着」 ↓ 「阪神大賞典1着+天皇賞(春)1着+宝塚記念1着」 前回触れた”同じ事”と”違う事”を用いて解説すると、 ★ ”同じ事”について 上記4頭の中で先行3頭は「ステップレースを1着せずにGTで1着」するという”同じ事”をしているのです。 テイエムオペラオー は?というとこれまた”同じ事”をしている・・・。 00.11.01 で「ステップレースを1着してGTを勝つことはしない」というテーマ(今の”同じ事”と逆になっている)を天皇賞(春)1着によりひっくり返して、さらに宝塚記念1着で再度ひっくり返して復活した、鮮やか過ぎる3連勝と解説した。(←ここ理解してきて下さいませ) しかし今回の観点では「ステップレースを1着せずに」という入り口ですでにひっくり返している。だから再度1着(春天の1着)することで復活させ、出口は「GTで1着」(宝塚の1着)として先行3頭と”同じ事”になっている。 つまり彼の3連勝は「出口でひっくり返した=00.11.01 」 「入り口でひっくり返した=今の話」 2つの側面を持つ絶賛部分戦歴となっている。 ★ ”違う事”について (実は他にもいくつかあるのだけどここでは解りやすい例で)根本的な区分が全く違う 海外GT → 3歳馬齢GT → 4歳クラシック → 古馬58k定量戦 ★ つまり”同じ事”を繰り返しながら”違う事”で表現をしているのです。 テイエムオペラオー を理解していただければ、”似たもの探し” ”共通項探し”の行く末に的中馬券が存在しないことが解って頂けるのでは。 ★ エリザベス女王杯に向けて 上記4頭の理由で、単純にGT1着歴のある馬・・・と考えてはいけない。 00.09.15 で取り上げた「春番組には何故5歳以上牝馬限定GTが設計されていないのか?」について問われているのです。 00.11.01 で”ひっくり返す”テクニックが馬券に悉く結びつくと指摘した。 先行3頭を テイエムオペラオー がひっくり返したけど”同じ事”は守った......オペレーションは突然終えないから.....しかし「新たな起点は テイエムオペラオー VS (外)メイショウドトウ」に潜んでいる.....オペレーションは突然始まらないから。 この新たな起点と”同じ事”を繰り返して”違う事”で表現する、それがエリザベス女王杯のポイントの一つになっている。 ■ 英国GU・GT歴に限らず海外戦歴の解釈は必要不可欠。(全てオペレーションの一部) 菊花賞における エアシャカール の海外戦歴は今年にとってだけでなく来年以降の菊花賞の準備を含んでいる。(外)出走に向けて?←この準備はとっくに終えている。 春季クラシック歴+海外重賞歴 の解釈、[外]出走さえも見据えた準備なのです。 オペレーションの国際化は一般研究者の想像を遥かに越えたレベルに達していますんで。 ■ ”同じ事”を繰り返して”違う事”で表現する、これはレース固有のオペレーションにて(より精密に)徹底的に行われている。 |
00.11.06 |
「鳴尾記念の設計変更内容から今年のGUハンデ戦を分析する」 ← この入り口から辿り着ける馬は(アルゼンチン共和国杯においては) (外)マチカネキンノホシ になります。 先行GUハンデ戦における戦歴解釈を”ゲートにひっくり返して”Bゲートとして指定されている......Bゲートに入ればどの馬でも構わないという意味ではなく、レース独自のオペレーションからの戦歴指定馬という側面も当然満たしている......00.10.06 で触れたオペレーションからも (外)マチカネキンノホシ に辿り着きますんで。 (実際にチャレンジした方には個別にアドバイスいたします) 一方ハンデ戦なのだから”ハンデ値”に関するオペレーションは大変重要......ハンデ値としての分類だけで各馬は”連対許可グループ”と”連対禁止グループ”に分かれている......コンピューター抜きに対応不可能です。 〜 競馬全般にいえること 〜 ★ ”競馬は同じ事を繰り返す”という合言葉(?)について 一般のオペレーション研究者が好きな言葉のようで。(ここ10年位?) 競馬を簡単な理由で説明したい気持ち(自分が楽になれるから)は多少わかるけど主催者のレベルを冷静に考えてみれば無理というものです。 私はかねがねこの合言葉(?)がたくさんの勘違いを生み出していると思っている。 この言葉が正しいのか、誤りなのか? それ以前の問題で「不十分な言葉」ということ。 ”信号”のルールは何? と聞かれて”青の時に渡るのです”とだけ答えて”赤の時には渡ってはいけない”という部分が欠けてしまっている・・・、こんなかんじかな。 ”競馬は同じ事を繰り返しながら違う事をする”、そしてこの”違う事”とは”過去を否定せずに新しいルールを誕生させる事”という意味になる。 例えば戦歴で考える時に”同じ事”だけに意識が向くと結局は”似たもの探し” ”共通項探し”になってしまう。 それと同時に連対禁止条件に気付かない、あるいは新しいルールに置いていかれてしまうことになる。 ≪新しいルールを誕生させる必要性≫ 単に同じ事を繰り返すだけなら既に存在するオペレーションだけで十分であり、1年で競馬は終了です。 エンドレスのゲームである以上”同じ事を繰り返しながら違う事で表現していく”必要性があるわけです。 ≪繰り返すことの必要性≫ 「繰り返すことによってルール(オペレーション)の存在が証明される」 仮に繰り返す必要がないならば、その場しのぎでルール(オペレーション)は不要なので。 よって公正競馬を国家レベルで維持するためには繰り返す必要があるのです。 主催者のテーマは「何が同じ事で何が違う事なのかを解らないようにする」ということです。 ■ 次回にエリザベス女王杯をサンプルにして”同じ事”と”違う事”について触れてみますんで。 |
00.11.03 |
各レースにおいて1番人気馬が勝てる(連対できる)かどうかは一般ファン(マスコミ)と研究者の区別なく(理由は区別されても)注目の集まる部分かと思う。 1番人気馬が12連敗中とあってはなおさらのことではないか。 前回書いた理由もあって、ネット上では各レースにおける過去からのオペレーションにはあまり触れないけど、私が天皇賞(秋)1番人気馬に持ち込むオペレーションを少し。 (A) (B) (C) 1番人気馬 (結果) 87 ○ ○ ○ ニッポーテイオー (1着) ------------------------------------------------------- 88 ○ ○ × (地)オグリキャップ (2着) 89 ○ ○ × (地)オグリキャップ (2着) 90 × × × (地)オグリキャップ (6着) 91 × × × メジロマックイーン (18着降着) 92 × ○ × トウカイテイオー (7着) 93 × × × ライスシャワー (6着) 94 × × × ビワハヤヒデ (5着) 95 ○ ○ × ナリタブライアン (12着) 96 ○ × ○ サクラローレル (3着) 97 ○ × × バブルガムフェロー (2着) 98 ○ × × サイレンススズカ (競走中止) 99 ○ ○ × セイウンスカイ (5着) ------------------------------------------------------- 00 ○ ○ ○ テイエムオペラオー (1着) ○=クリア ×=クリアできず (A)、(B)、(C)として3つの条件を設定し全てをクリアした1番人気馬のみが天皇賞(秋)を勝つことができる。 クリアする馬を12年間作らなかっただけであって、強い(?)馬が勝てなかった理由をレース後にこじつける12年間ではない。 (A)、(B)、(C)3つの条件は全て戦歴による条件で結構難しい。大変な注目を集める天皇賞(秋)1番人気馬が勝つかどうか解る部分が簡単である訳がないんだけど。 勝てなくても2着はあるのか?(88、89、97年) 3つの条件だけでなく(D)、(E)、(F)、・・・と他の条件がいくつもあって(A)、(B)、(C)のクリアの仕方と他の条件のクリアの仕方を併せて考え、2着か未連対なのか判断可能。今回は勝つかどうかの判断基準のみ取り上げたということになります。 簡単には解けないと思うけど他のレースにも応用可能ですので。 ★ 京都大賞典59k1着歴云々.....見たままの共通項戦歴による不安説(?)を一蹴してみせた テイエムオペラオー、 連対禁止条件の避け方が素晴らしい。 〜 アルゼンチン共和国杯(GU)・ファンタジーS(GV) 〜 00.10.06 と 00.10.09 でとりあげた、今秋季GTスタート以後でGTが設計されていない週の重賞ということになる。 決着構造、ゲートはシンプルに用意されている。しかしそこに辿り着く過程は毎日王冠・京都大賞典の比ではない。(過程が難しいからこそ辿り着けば外れようがないのです) 土曜日施行から日曜日施行となった.....他に同じ変更をしたレースは云々・・・。 この部分は表の事実の整理・確認という作業なのでお任せするとして、別のアプローチを一つ。 ≪鳴尾記念に関して≫ 鳴尾記念は春季と秋季を行ったり来たりしているレース.....番組表的にこのようなレースも必要.....今年注目すべきことは春季から秋季に移っただけでなくどうしてGVのハンデ戦なのかということ。 ★ GUハンデ戦としなかったことに注目すべき ★ この解読が今年のGUハンデ戦で問われているのです。日経新春杯(GU)、目黒記念(GU)を継承して、アルゼンチン共和国杯(GU)で”ひっくり返す”(←前回指摘した)ということになる。 ■ 鳴尾記念の設計変更を鳴尾記念の段階で考えても、話のネタにはなるけども馬券的な勝負はほとんど終えている。 来年のGUハンデ戦は? 鳴尾記念を理由として今年問われた部分は来年変化してしまうので。 |
00.11.01 |
天皇賞(秋)、1番人気馬に関する”信号”の変化に従い天皇賞・春秋連覇を成し遂げた テイエムオペラオー について。 (00.10.27) 天皇賞(秋)へ向けて クリノキングオー が馬群に沈まざるをえなかった理由を見事に修正している馬がスタンバイ=テイエムオペラオー ということになる。 一方で 00.10.30 で解説した エアシャカール → (外)メイショウドトウ 古馬戦への変換だけでなく エアシャカール の特定が完璧に出来ていれば テイエムオペラオー さえ指名可能なのです。 ≪クリノキングオーを分析する≫ 00.10.25 にて クリノキングオー の可能性について触れたけど、どの部分がダメだったのか? 「ステップレースを1着して頂点戦敗退」という部分を拡大して「ステップレースを1着してクラシック敗退」とした。 クリノキングオー 「若葉S1着+皐月賞敗退」......+ダービー敗退 エアシャカール、 トーホウシデン と明暗を分けた部分.....クリノキングオー は”頂点戦”→”クラシック”と拡大したが故に「クラシック連敗歴」となってしまうことが致命的。 ホントにそうなのか? 解りやすい根拠を一つ挙げておきます。 最後に”必然の回避”を表明した マイネルプラチナム 「若葉S1着+皐月賞敗退」......+ダービー不出走 ”参考までに”と主催者が示してくれている。 彼は登録・回避することで責任を果たした。 ≪テイエムオペラオーへ向けて≫ 馬群に沈んだ クリノキングオー と 連対をした エアシャカール(トーホウシデン) 双方から辿り着くことができる。 ★ 春季2冠 「皐月賞+ダービー」 → 「天皇賞(春)+宝塚記念」 ( 00.10.30 ) クリノキングオー の春季2冠連敗歴を春季2冠連勝歴でひっくり返している。 ★ 「阪神大賞典1着+天皇賞(春)1着」 「天皇賞(春)1着+宝塚記念1着」 ”ステップレースを1着してGTを勝つことはしない”という エアシャカール、 トーホウシデン からのテーマを天皇賞(春)1着によりひっくり返してしまった.....しかしこれをステップとして宝塚記念1着で再度ひっくり返して復活した、鮮やか過ぎる3連勝なのだ。 つまりこの3連勝は馬群に沈んだ馬の理由をひっくり返し、連対した馬の理由を2度(1度では連対馬の逆となってしまうから)ひっくり返した素晴らしい部分戦歴といえる。 この”ひっくり返す”テクニックが今週以降の馬券に悉く結びつくことは間違いない。 ■ 過去の天皇賞(秋)における数々の名馬から導き出されるオペレーションで分析すると京都大賞典1着歴を含めた他の戦歴も全く無駄のないモノになっている。 ■ 進行中!で各レースにおける過去からのオペレーションよりも最近のレースを引用して理論展開することが多い理由は、会員・読者の競馬歴と資料の有無には個人差が大きいからなのです。 レース固有のオペレーションは非常に重要でオペレーションとしての”重さ”は各レースの歴史性の方が遥かに大きい。 天皇賞(秋)固有のオペレーションで、1番人気馬の取り捨てに使っているモノを次回に少し。 |
2000年 6・7月 8・9月 10月 |
以下のような気持ちで自由・勝手、独断と偏見にてかかせてもらっていますのであしからず。
|