02.10.26 |
第126回 天皇賞(秋)(GT)について取り上げます。 中山施行であることが一般的には話題の中心なのでしょうか? 重要であることは勿論ですが、代替開催に関して構築されているオペレーションと一般的感覚は必ずしも一致しませんので過去の進行中!を参考にして下さい。 各レースには複数の馬券対象許可(禁止)条件が用意されており、該当年の歴史的な役割を主な理由として条件が選択される。 全馬の分析が不可欠ですが、とりあえずここでは5頭について提示します。(5頭を参考に残りの全馬を考えて下さい。) どの馬を挙げてもいいのですが読者の意識が偏ることは本意ではありませんので、客観的事実としての前売オッズ上位5頭にします。 【イ】 【ロ】 【X】 (10) ○ ○ ● (01) ● ○ ○ (08) ○ ○ ○ (17) ● ● ○ (06) ○ ● ● 以下・・・ ( )内は今年の馬番号、全18頭について○・●は存在します。 【イ】【ロ】は今年ポイントになる部分戦歴、【X】は今年に限定されない項目です。各項目に対して全馬のデビュー以降の戦歴を当てはめると、必ず○か●になるのです。(1項目の○・●ではなく組み合わせで評価されている。) 以上とは別に、過去の進行中!も是非参考にして下さい。 ■菊花賞でアクシデント?なるものは発生していません。(←念のため) 高配当、落馬等に対しても感覚的なモノは全て排除して下さい。 ■ 会員各位 「天皇賞(秋) −決着構造考察−」送信済みです。 天皇賞の施行規定と表裏に構築されている独自のオペレーションです。 |
02.10.19 |
第63回 菊花賞(GT)について取り上げます。 各馬が辿り着いた事由は数種類に分類されるものの、フルゲート=18頭による出馬表が用意された。 出馬表には各頭数毎に基本的なルールが存在している。その中から2項目について提示します。(とりあえず9頭以上) 【A】 【B】 <09> ● ○ <10> ○ ● <11> ● ● <12> ○ ○ <13> ● ● <14> ○ ● <15> ● ○ <16> ○ ● <17> ● ● <18> ○ ○ <09>〜<18>は頭数、項目【A】【B】に対して各頭数は○・●いずれかのルールを持っている。 2項目に限っては、18頭立ては12頭立てと同じルールになる。ただし、今回挙げていない【C】【D】といった項目を加えると、同じルールになる頭数は存在しない。つまり、各頭数独自のオペレーションが構築されているわけです。 各馬のゲート・枠への組み込まれ方と【A】【B】をセットにすると、「枠VS枠」・「ゲートVSゲート」という比較が可能になる。(←この比較は1VS1で行う) 比較したゲートのどちらが先着しなければいけない等が解ることになる。 以上からも菊花賞に限ったオペレーションではありませんが、今回取り上げたことには別の意味も含めていますので。 ■ 会員各位 「菊花賞 −トライアルの選択−」送信済みです。 誰でも注目するトライアルですが、GT毎に考え方を変化させなければいけません。 |
02.10.12 |
第7回 秋華賞(GT)について取り上げます。 馬単も加わったことで、(連対の可能性だけでなく)勝てるのかどうかに対する注目度もアップしているでしょう。参加馬券が選択できる側よりも、馬・関係者側の方が1着と2着以下の差は大きい。 1着が許されるのか2着以下なのか、この境界には明確なルールが構築されている。秋華賞におけるこのルール解読の入り口を少し。 【ア】 【イ】 【ウ】 (01) ○ ● ● (02) ● ○ ● (03) ○ ○ ● (04) ● ○ ● (05) ● ● ● (06) ● ○ ● (07) ● ● ● (08) ○ ○ ● (09) ● ○ ● (10) ● ○ ● (11) ○ ● ○ (12) ● ● ○ (13) ● ● ● (14) ● ● ● (15) ○ ● ● (16) ○ ● ● (17) ● ● ● (18) ○ ● ● (01)〜(18)は今年の馬番号、今年の番組設計が前提です。今回は3つの条件だけ、【ア】【イ】【ウ】を挙げました。 ●・○の意味は各条件に対して2通りの持ち方があるという意味です。各条件や組み合わせ方にバラツキがありますが、これは重要ではありません。 難しい条件項目もありますが、境界に対するルールの存在という意味でも参考に。 ■ 会員各位 「秋華賞 −優先出走権考察−」送信済みです。 3歳限定GT全てに応用できます。 過去の検証にも、来年以降も有効に活用して下さい。 |
02.10.05 |
今週から3つの競馬場全てが秋季番組となった。第3場開催の施行時期の1週繰り下げによる相対的変更、一般読者の方々は大丈夫でしょうか。 第53回 毎日王冠(GU)は9頭による出馬表が、第37回 農林水産省賞典京都大賞典(GU)は8頭による出馬表が用意された。 8頭立て、9頭立ては、それぞれ別の意味で馬券の原点ともいうべき頭数なのです。(理由を是非考えて下さい。) ≪毎日王冠≫ (指定)導入による、天皇賞(秋)へ向けたステップレースという意味では、中山施行ではあるものの天皇賞(秋)もまた中山施行のため、”同一競馬場のステップレース”という原則は継承されることになる。 この入り口における注目点として、毎日王冠/天皇賞(秋)における使用コースの組み合わせを挙げておきます。 一方で、(指定)導入以前から構築されているオペレーションの分析では、振替え開催のルールによる分析が必要になる。 つまり、中山代替としてひと括りにするのではなく、どのオペレーションを解読しようとするのかで ”同じこと” ”違うこと” は変化するわけです。 ≪京都大賞典≫ 中山施行の天皇賞(秋)へ向けたステップレースと考えたとき、自らは平年通りの開催であっても反転させて考えなければいけない部分があるわけです。 一般的には、この考え方が非常に難しいのではないでしょうか。(というより殆んど気が付いていない??) 両レースに対してご自身が試みていることが上記のどこに属するオペレーションなのか、再確認して進めて下さい。 ■ 会員各位 「京都大賞典 −2つの入り口−」送信済みです。 ステップレースとして考えても2つに大別できるわけです。 指摘した内容は、天皇賞(秋)・エリザベス女王杯における分析でも有効になりますのでお忘れなく。 |
02.09.28 |
第36回 スプリンターズステークス(GT)について取り上げます。 4回中山からの振替え開催であると同時に、新潟開催の最終日メインとして施行される。分析の入り口として何を選択するかにより各馬の戦歴解釈も変化するわけです。 例えば、”重賞勝歴”に対して距離が重要なのかグレードが重要なのか、あるいは区分が重要なのか、それ等の優先順位は何に着目して分析するのかで決まるわけです。 スプリンターズSに向けたステップ競走として、アイビスサマーダッシュ(GV)・セントウルステークス(GV)が指定されている。([地]に対する規定であると同時に、表裏でJRA所属馬に対する規定であることは何度も指摘したとおり。) 出馬表に辿り着いた(フルゲートに満たない)11頭の中にアイビスサマーダッシュ出走歴馬は存在しない。馬券対象着順に起用される条件として、この出走構成を利用するものが用意されている。 ☆「アイビスサマーダッシュ出走歴馬不在」という構成が初めてなのに何故 ”用意されている” と断言できるのか?、これについては過去の進行中!を参考にして下さい。 さて、用意された8つの枠は以下のように分類されている。 『ア』 [1][4] → 【A】 ------------------------- 『イ』 [7][8] → ******************************** 『ウ』 [2][5][6] → 【B】 ------------------------- 『エ』 [3] → [1]〜[8]は今年の枠番号 8つの枠は〔第一〕段階における観点で、【A】【B】2つに分かれ、〔第二〕段階で『ア』『イ』『ウ』『エ』に分かれる。さらに〔第三〕段階へと細分化される。 以上の分類の稼動条件は、現行設計でのアイビスサマーダッシュ出走歴馬不在です。来年以降のスプリンターズSで同様の条件が用意されれば、”同じこと” ”違うこと” を組み込んで再度稼動する。例えば、”違うこと” として[外]存在等・・・。 分析の入り口として是非参考に。 ■ 会員各位 「スプリンターズS −3場開催に着目する−」送信済みです。 レース独自のオペレーションは常に進化しています。思いがけないところでレースの独自性は変更されるのです。 |
02.09.21 |
第48回 産経賞オールカマー(GU)について取り上げます。 分析しようとするレースの何に着目するかでその手順は決められる。漠然と過去の出馬表や各馬の戦歴を眺めても解読には繋がらない。 例えば、各馬の負担重量を決める別定規定に着目する場合と、天皇賞(秋)へ向けたステップ競走であることに着目する場合とでは進め方が異なるわけです。 今回は競馬番組に記載された ”[地]馬が出走できるGT競走とそのステップ競走について” を証拠として指摘します。 今年の天皇賞(秋)は3回中山に設計されており、オールカマーとの組み合わせでは、「新潟(中山)⇒中山(東京)」となる。 ←( )内は平年 同じ着目点ならば菊花賞と先週のセントライト記念では、「新潟(中山)⇒京都」となる。 つまり、(開催単位で振り替えられているものの)ステップ競走として捉えればセントライト記念とオールカマーは意味が異なるのです。 天皇賞(秋)へ向けた毎日王冠=「中山(東京)⇒中山(東京)」であり、京都大賞典では「京都⇒中山(東京)」となる。 同じ京都大賞典であっても、エリザベス女王杯へ向けたステップ競走として捉えれば、「京都⇒京都」となるわけです。 各馬が所持する戦歴のどこに注目すべきかは、解読の入り口として何を選択するのかに付随するという認識を是非。こういった意識も無く○○歴、△△歴、・・・とどんなに唱えても本当のオペレーションには無関係なのです。 ■ 会員各位 「神戸新聞杯 −番組設計的宿命−」送信済みです。 レース設計において必ず起こることは沢山存在する。従って、表裏の関係であるオペレーションもまた必ず存在するのです。 |
02.09.14 |
4回新潟4日、第56回 ラジオ日本賞セントライト記念(GU)について取り上げます。 今年の関東地区は、開催場の振り替えが行われている。 第1回中山競馬 ⇒ 第1回東京競馬 第4回中山競馬 ⇒ 第4回新潟競馬 第4回東京競馬 ⇒ 第3回中山競馬 第5回東京競馬 ⇒ 第4回中山競馬 「代替開催だから正規?の馬は・・・」なんて合言葉で括れるような大雑把な競馬は存在していない。 上記4通りの振り替えに対しては、主催者の示している証拠により3つに分類することが分析の入り口なのです。(該当会員の方は、進行中! 【02.01.25】参照) ≪代替開催に対する別の入り口≫ (A)上記4通りの振り替えに共通することは何? 今年の代替開催全体の基本方針として貫かれていることなのです。(←是非考えて下さい) (B)代替4開催内に設計された重賞の中で、セントライト記念(GU)と府中牝馬ステークス(GV)だけが共有するモノは何? 両レースにおいて、この観点が正しいことを証明する馬が起用される。(該当開催内に設計された重賞を、ある観点で分類すべき証拠が主催者より示されているわけです。) *「4日設計」等の単純なモノではありません。 (A)(B)は全く別のアプローチです。 ■ 会員各位 「秋季トライアル共通のアプローチ」送信済みです。 秋季各トライアルレースに出走してくる馬の戦歴分析に役立てて下さい。 |
02.09.07 |
進行中!で取り上げたことはありませんでしたが、グレード制度開始以前から存在しているオペレーションについて少し。 オペレーション=(裏側の)分類基準ともいえる。分類対象が馬(枠)であったり人であったりするわけで、レース結果として確認することができる。 分類対象になっているものに枠連(のフォーカス)が挙げられるのです。つまり、枠連[1][1]〜枠連[8][8]、最大36通りのフォーカスに対して主催者は段階的な分類をしている。以下、第47回 京成杯オータムハンデキャップ(GV)を題材に進めます。 11頭立ての出馬表が用意されており、枠連では31通りのフォーカスが存在する。的中フォーカスは、31通りの中から直接選ばれるわけではなく、何段階かの分類・選抜により決められている。 主催者は、この31通りに対して複数の分類方法を構築しており、その中の一つを取り上げます。 <第一段階> 31通りのフォーカスは、16通りのフォーカスと15通りのフォーカスに色分けされている。一方のグループ(ここでは15通りのグループ)は馬券対象から外されてしまう。 <第二段階> 16通りのフォーカスは、6通りのフォーカスと10通りのフォーカスに分類される。一方のグループ(ここでは10通りのグループ)は、ここで外されることになる。 <第三段階> 6通りのフォーカスは、2通りのフォーカスと4通りのフォーカスに分類される。4通りのグループは、ここで外されることになり、最終的には枠連で2通りのフォーカスが選抜されている。最終段階で2通りになる理由は、今回の内容とは関係なく過去に指摘していますので確認して下さい。 【注意事項】 ☆31通り→16通り→6通り→2通りという数字は、今年の京成杯AHにおける絞り込まれ方であり、11頭立ては全てこの数字になるという意味ではありません。 ☆枠連に関するオペレーションですので、1着枠・2着枠という区別はありません。 今回のテーマで大事なことは、馬券対象にならないフォーカスであっても、それ等は全て同列ではなく段階的にふるい落とされたものであるということです。各段階の分類基準が存在する証拠は、競馬番組と出馬表に存在しているのです。 「16通り→6通り」の部分は変わるものの、考え方としては8つの枠が揃ったレース全てに存在するオペレーションです。 ■ 会員各位 「秋華賞・菊花賞へ向けて」送信済みです。 戦歴、つまり戦いの履歴とは何か? 考え方の軸をどちらに置くべきか、是非参考にして下さい。 |
2000年 6・7月 8・9月 10月 11月 12月 2001年 1・2月 3・4月 5・6月 7・8月 9・10月 11・12月 2002年 1・2月 3・4月 5・6月 7・8月 |
以下のような気持ちで自由・勝手、独断と偏見にてかかせてもらっていますのであしからず。
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