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01.08.25
第37回 農林水産省賞典新潟記念、牝馬不在の出走構成であることは重要ですが、4歳馬が不在であることも同時に説明できないと、オペレーション的には空振りに終わってしまうのです。

さらに、1昨年の「旧新潟競馬場における1着馬」と昨年の「中山代替における1着馬」を出馬表に載せて、新装新潟記念を施行することに主催者は拘った。


レース毎に構築されている独自のオペレーションの中で、右回りと左回りで稼動性が変化するルールをどの位把握できていますか?

01.08.11 ではゲートに関して指摘したけれど、オペレーションに関する左右の考え方は精密に構築されている。

競馬場が右回りか左回りかで運用方法が反転するオペレーションが存在するのは当然といえるのです。 各位が大切にしているオペレーションを持ち込む時、(今までのルールを単純に持ち込んでしまうのではなく)そのルールが2通りに細分化できないか確認すべきといえる。


■ 会員各位 「新潟記念 −ハンデ戦故の出走構成(3)−」 送信済みです。 これも新潟記念に限らずハンデ戦全般に持ち込めるアプローチです。

じっくり分析すればするほど強烈な表であることに後年気が付いて頂けると確信しています。
01.08.18
第37回 札幌記念、第1回 アイビスサマーダッシュ、同日にグレードの異なる別定戦が設計されている。

マスコミ的な話題の中心は、前者は出走メンバー、後者は直線1000M云々といったところでしょうか。


今回は 01.06.30 で指摘したように、(芝)最短距離重賞の座に就いたアイビスサマーダッシュについて取り上げます。


  ≪最短距離重賞という観点があるならば≫

最長距離重賞の確認が必要となる。(J重賞は含めない) 2001年春季番組以降に戻り、確認すべきレースは、ダイヤモンドS天皇賞(春)なのです。

現在は夏季番組、競馬番組表的には既に2002年へ向けての戦いがスタートしていることも根拠として重なっている。

距離体系という観点から、”根拠のあるスパンで区切って”ひっくり返った部分に着目するべき。


★主観が介在する距離ではダメなのです。 ←主催者は人により判断が分かれることでオペレーションを構築しないから。

★例えば、等距離ならば”同じ”という客観的根拠があるから結構ですが。


ハンデ戦(ダイヤモンドS)と定量戦(天皇賞)であることに対して、アイビスサマーダッシュを別定戦に設計したところが絶賛といえるのです。

各位の現状レベルで上記2レースを分析して、何が当レースに反映されるのかに注目して下さい。


■ 会員各位 「別定戦 −異なるグレードを理詰めで解釈する−」 送信済みです。

オペレーション解読の入り口は、「偶然見つけるものではなく、理詰めで辿り着くもの」ということで。
01.08.11
第37回 農林水産省賞典小倉記念、第49回 クイーンステークス、どちらのレースも非常に興味深いけれど、ここではクイーンステークスについて取り上げます。

  (最初に 01.08.04 までの確認をして下さい。)


  マーメイドS ⇒ 北九州記念 ⇒ 関屋記念 ⇒ クイーンS

★収得賞金による別定規定からのアプローチ

【ア】増量規定対象馬は不在。

【イ】各馬齢における賞金額(3歳3000万・4歳4000万・5歳以上5000万)については、超える馬・越えない馬に分かれて存在。

北九州記念と関屋記念における3グループ(←【ア】【イ】による分類)とは異なった、マーメイドS的な分類が参考となる。

北九州記念 ⇒ 関屋記念 において、(外)エイシンプレストンが果たした役割を、マーメイドS ⇒ クイーンS という牝馬限定戦からみた継続性についてはタイキポーラが務めるのです。

関屋記念 ⇒ クイーンS においては、その2頭が「左からCゲート→右からCゲート」という形で継続性を保っているのです。

(注)エンドレスのゲームを継続していく主催者のテクニックを指摘しているものであって、その2頭の着順性を直接指摘しているわけではありません。各馬の取り捨てと混同されないように。


★ゲートに関して補足

Cゲートを同じ事、左から(右から)として違う事、となっている。つまり今回は9頭立てにはできないのです。

(外)エイシンプレストンを(継続性に関しては)右からEゲートとして考えるのではないことを、今回11頭立てにして主催者は教えてくれているのです。

今回の件に限らず、ゲートに関する左右の考え方は精密に構築されている。出目(?)と称して、リンク(?)・連動(?)なるものがあたかも成立するように、左右を都合よく談議に使うことはオペレーションとは無関係なのです。


■ 会員各位 「小倉記念 −ハンデ戦故の出走構成(2)−」 送信済みです。 小倉記念に限らずハンデ戦全般に成立します。

何をもって同じ馬といえるのか? (似たもの探しではない)本当の戦歴理論の入り口の一つです。
01.08.04
第36回 関屋記念、収得賞金による別定戦という角度からの分析が疎かになっていませんか?


01.07.14 で触れたように、「直線1000M」のオペレーション解読を目指すならば、”左回りの競馬場における直線” という観点をお忘れなく。

これとは逆に右回りから左回りに変わった事を分析する時、”直線1000Mコースが存在する競馬場” という観点は欠かせないのです。 (単純に左回り歴が云々というレベルに新装新潟競馬場のオペレーションは存在していません。)


★話を戻して、別定規定からのアプローチについて。

  マーメイドS( 01.07.07 ) ⇒ 北九州記念( 01.07.14

(ここまでの、別定規定に沿った各馬の確認及び分類は済んでいるとします。)

  北九州記念 ⇒ 関屋記念

【ア】増量規定対象馬の存在。

【イ】各馬齢における賞金額(3歳3000万・4歳4000万・5歳以上5000万)については、超える馬・越えない馬に分かれて存在。

【ア】【イ】による3グループの存在が継承されている。同時に何処を違う事として考えるべきかといえば、【ア】において何キロ増量かという数値でハッキリ分類できるようになっている。 ← (外)エイシンプレストン が同グループに異なった斤量で属することが証拠なのです。

以上のような推移を、関屋記念単独で歴史的に溯ってみることも非常に有効的なアプローチといえるでしょう。 (単純に規定を当てはめるのではなく、推移が大事なのです。)


■ 会員各位 「関屋記念 −別定規定考察(2)−」 送信済みです。 北九州記念に対する相対的な変化、あるいは別定規定に関して別の ”同じ事” ”違う事” について取り上げています。
01.07.28
21世紀デビュー馬による最初の重賞=第33回 函館2歳ステークス、主催者の拘りはどこにあるのか?


一般研究者的には、「馬齢戦から54K定量戦への設計変更」でしょうか? これに関して、前例がない(?)から云々といった談議は貴重な時間の浪費なのです。

古馬戦を含めて考えても、馬齢戦・別定戦・定量戦・ハンデ戦といった中での変更......○○戦⇒△△戦といった組み合わせは有限......つまり、これにはルールが存在している。 ←数式で表現できる類のモノ

オペレーションを研究する側からのレベルとしては確かに難しい。しかし、オペレーションを構築している主催者側からすれば珍しくもない話ということになる。

馬齢戦⇒定量戦への設計変更が、馬齢表記変更年であることや2歳戦であることに重なっているので世間では話題の中心になるのかも。


  ≪今年、主催者が拘っている事≫

(1)フルゲート16頭に対して登録馬を13頭としたこと。(登録段階からフルゲート頭数戦を放棄していること) そして、登録全馬を出馬表に載せたこと。

(2)函館2歳Sの出馬表に、新潟デビュー・初勝利馬を1頭載せたこと。( 01.07.14 )新装新潟競馬初日の左回り勝歴馬を載せた出馬表に拘りがある。 ←出走構成として意味が大きい

上記2点を主催者の拘りとして指摘させて頂きます。


■ 会員各位 「函館2歳S −2歳馬戦歴解釈の入り口−」 送信済みです。 指摘した ”強烈な観点” は戦歴解釈のトリックともいえる部分です。

1戦することの重大さを御理解下さい。
01.07.21
夏季競馬番組内に設計されている、”記念”をレース名に含む重賞について取り上げます。(牝馬限定戦に関して 00.12.15 で呈示したアプローチと捉え方は一緒です。)

第37回 農林水産省賞典函館記念に限定されないアプローチです。


以下は対象レースにおける、項目【1】〜【7】に対してのグループ分けを意味しています。


           【1】  【2】  【3】  【4】  【5】  【6】  【7】

北九州記念     ○   ●   ○   ○   ●   ○   ●

函館記念      ●   ○   ○   ●   ●   ●   ●

関屋記念      ●   ●   ●   ○   ○   ●   ●

小倉記念      ○   ○   ○   ●   ●   ●   ○

札幌記念      ○   ○   ○   ○   ●   ●   ○

新潟記念      ●   ○   ○   ●   ○   ●   ●


)各項目について ●か○ の2グループに分類できるという意味。2001年における番組設計からグループ分けしてあります。


   ≪確認すると≫

例えば函館記念の分析をする時......今年の北九州記念だけでは捉え難いので、昨年の一覧表を参考にすればいい......各項目で同じ○(●)の消化済みレースを参考にする。札幌記念、新潟記念あたりは今年の先行消化レースだけでも対応可能。

来年以降に設計変更があっても ●⇔○ という変換をすればずっと使えるのです。

モノ書きの合言葉、”変更初戦だから・・・” という考え方や言い訳はオペレーションの本質とはかけ離れているわけで。


7項目に絞って取り上げましたが実際にはもっと存在します。(的中だけが目的ならば7項目でも十分)

7項目全てが同じになるレースは存在しない。 つまり同じになるレースは設計されないわけで、これは年間を通じて全てのレースにいえることなのです。


■ レースの個性が ”2通りの集合体として表現できる” → レースの個性を数学的に表現できる → 許可条件・禁止条件を数学的に表現できる(再確認を)


■ 会員各位 「函館記念 −ハンデ値と戦歴−」 送信済みです。

   別定戦における、「マーメイドS⇒北九州記念」を受けて

   ハンデ戦における、「七夕賞⇒函館記念」

という図式で進行中!なのです。
01.07.14
国営放送の一般ニュースで取り上げさせる位だから無理もないけれど、「直線1000M」がマスコミ的合言葉になっているようで。

オペレーション解読を目指すならば、”左回り” に設計した意図をじっくり考えることから始めるべきでしょう。


話題の中心は新装新潟競馬場になりがちですが、第36回 テレビ西日本賞北九州記念について取り上げます。

★別定規定に沿って各馬の資格賞金を確認すると、01.07.07 で指摘した、「同じ事=合計グループ数」、「違う事=分類基準」をマーメイドSから変化させた非常に解り易い構成となっている。 ←じっくりと対比させて下さい


★「9頭立て」について

先週のマーメイドSと同じく出走予定馬は9頭となっているけれど、10頭、11頭、・・・に比べて頭数が少ないほど解り易いと感じますか? (一般論として)

オペレーション的には出走頭数が多い方が難しい(少ない方が簡単)というわけではないのです。経験的にもそう感じている方は少なくないと思うのですがいかがでしょう?

出走頭数が多くなるほど未連対に終わる馬が増えることになる。出馬表単位で考えれば、より多頭数の方が禁止条件に関する情報量が増えるので、簡単に切れる馬が増えるのです。

以上のことを出走頭数毎に突き詰めていくと、”出走頭数毎のルール”が少しずつ解ってくると思います・・・。


■ 会員各位 「北九州記念 −別定規定考察(1)−」 送信済みです。 今年の北九州記念はこれだけで十分でしょう。(話題性の新潟に対する主催者のサービスとさえ思える)
01.07.07
春季競馬番組最終週は東西で重賞が設計されていますが、ここでは第6回 マーメイドステークスについて取り上げます。

牝馬限定戦という側面からは(難しいけど) 00.12.15 で部分的に呈示したアプローチが有効であることは勿論ですが、別定戦という側面から触れてみます。


3歳51キロ、4歳以上55キロ + (3歳3000万・4歳4000万・5歳以上5000万)超過馬は超過額3000万円毎1キロ増


【ア】出走予定馬9頭を確認すると負担重量は全馬55キロ(3歳馬は不出走)、つまり「超過額3000万円毎1キロ増」が適用される馬は不在となっている。

【イ】各馬齢における賞金額(3歳3000万・4歳4000万・5歳以上5000万)については、超える馬・越えない馬に分かれている。


   ≪この段階で≫

【ア】に該当馬が存在すれば、【イ】の2グループとあわせて計3グループとなる。しかし、今年のマーメイドSでは2グループにしかならない・・・。

   ≪3グループに分けるべき≫

【イ】における(3歳3000万・4歳4000万・5歳以上5000万)について、越えない馬を2つに分けるのです。 ←合計3グループとなる

   ≪何を基準に分けるのか≫

4歳4000万・5歳以上5000万、(これに満たない馬を分けるのだから)まずは”オープン馬”と”条件馬”で分けるべきでしょう。


★別定規定による原則的な分類だけでなく、出走構成を考慮した分類を加える必要性を指摘したいのです。

「同じ事=合計グループ数」、「違う事=分類基準」という表現になります。


■ 会員各位 「七夕賞 −ハンデ戦故の出走構成(1)−」 送信済みです。 出走構成を数値的に表現する実例といえます。
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