02.06.29 |
第9回 函館スプリントステークス(GV)について取り上げます。 ≪ 01.06.30 から≫ 競馬番組を単位として考えた時、アイビスサマーダッシュ(GV)の設計により(芝)最短距離重賞の座を譲った。 (1)最短距離重賞であることを根拠にしたオペレーション〔芝1200m重賞→芝1000m重賞〕 (2)当レースには、(1)と表裏の関係で、芝1000m重賞が設計されたことを利用するオペレーションが加わる。 (3)第8回 函館スプリントSの段階では、芝1000m重賞が未消化であったために、昨年故の注目点が存在していた。 (4)(2)に対し第1回 アイビスサマーダッシュが消化されて、第9回を迎えたわけです。 ≪出馬表構成≫ 第8回 函館スプリントS→第1回 アイビスサマーダッシュ、(当レースと同距離重賞のシンボル=)スプリンターズS(GT)・高松宮記念(GT)、以上において、馬・ゲートを確認して下さい。 連対起用ゲート・着順、様々な部分を共有しながらひっくり返している。 (注)ここでいうゲートとは、出馬表構成の目印を意味するものであり、出目理論とは別ですので混同しないように。 以上を受けて、12頭立ての出馬表が用意されたことになる。例えば、アイビスサマーダッシュでの12頭立て最下位着順=1ゲートに、高松宮杯1着馬を組み込んだことである等。(←ショウナンカンプの取捨ての理由を指摘しているのではなく、出馬表構成の流れを指摘している) それぞれに注目する根拠をセットで用意できれば、パズル的に解けてしまう今年のレースなのです。 ■別定内容の変更、確認OKですか? ■夏季競馬番組最初の重賞の座を譲った、この観点による入り口が存在することになります。 ■ 会員各位 「オペレーションの基軸になる馬」送信済みです。 函館スプリントSにおいても、各馬にとって基軸になる馬は必ず存在するのです。 |
02.06.22 |
夏季競馬番組として編成されている、第43回 宝塚記念(GT)について取り上げます。 フルゲート18頭に対して、18×(2/3)=12、出馬表に辿り着いた12頭の背景の一つはここにある。基準になる数値に対して、2/3以上の出席者数が手続きとして求められ・・・といったシステムが、稼動条件の一つに使われるオペレーションが存在するということです。( 02.05.11 も参考に) 12頭立てを8枠制度で考えれば、「単数枠×4」「複数枠×4」であり、枠の構成という意味でも境界になっている。 以上とは別、≪(国際)に着目する≫ [外]不在の(国際)レースとなっている。02.05.11 で指摘したように、(国際)という観点からは[外]存在有無により、分析の入り口が分かれるのです。 ★[外]不在を受けて(外)に着目すると、単独出走となっている。このケースの考え方は過去の進行中!でも触れていますので参考にして下さい。 ★(外)以外を確認すると、(抽)(父)(市)(地)[地]存在なのです。つまり、非[外]フルスタッフとなっている。この出走構成が(国際)レースで用意された意味は、極めて大きい。 当レースに限らず、他の(国際)レースにも以上の観点を持ち込んで是非検証して下さい。 ■夏季番組初めてのGTとなるわけです・・・。1年以上前に検証の入り口を既に書いてあります。気が付いてお尋ね頂いた方、その通り進んでOKです。 1年以上前、つまり、今年の番組編成発表前に何故書けるのか? 番組設計とはルールに従った必然の産物だからです。 ■ 会員各位 「宝塚記念 −夏季番組施行で変わるもの−」送信済みです。 仮に、見た目の戦歴が同じであっても、施行番組時季の変化により全く別の馬になるということです。 |
02.06.15 |
芝コース施行重賞が設計されていない開催週に、福島・阪神・函館、3場揃って夏季競馬開幕、さらに新馬券先行発売等、興味津々ですね。←繰り上げた部分と繰り下げた部分の2面性を確認しておくべき 第7回 プロキオンステークス(GV)について取り上げます。 ジャパンブリーダーズカップ協会賞云々の確認は大丈夫ですか? この種のことに慣れない方はチェックシートを作成するのもいいでしょう。 3回阪神2日11R設計であることに変化はなくても、番組時季が春季→夏季となったことで、過去を否定することなく進化する部分は必ず構築されるのです。 JRA競馬は、番組設計全体という視点で捉えた場合、GT→GU→GV→・・・、というピラミッド型の構造になっている。 ≪開催日1日の設計という視点で捉える≫ プロキオンSを頂点としたピラミッド型の構造になっているのです。その底辺側の部分が、昨年は3歳未勝利戦であったわけで、今年は(2歳)新馬戦へと変化したことになる。 ★これは当レースに限らず開催日毎に持ち込めるわけで、様々なピラミッドが設計されていることになる。ここにはオペレーション解読への入り口が用意されているのです。 ・このオペレーションの特徴 自らは直接的設計変更が無くても、〜底辺の部分を変化させることでピラミッドの型を変化させることが可能。 別定規定の変化有無、1着賞金の変化有無・・・、ならば前年の2着馬?をサンプル?にして云々なんて競馬はやっていないのです。(エンドレスのオペレーション競馬なのに、前年が参考になる年とならない年があるなんて発想は間違い) ★主催者は無駄なレースは1レースも設計しない。馬券参加の有無を判断基準にするのではなく、競馬番組全体を確認する習慣をつけるべき。 ■ 会員各位 「オープン特別総論」送信済みです。 オープン特別は重賞に比べて難解なわけではなく、簡単なわけでもない。平等性が貫かれている部分です。 |
02.06.08 |
第16回 中日スポーツ賞ファルコンステークス(GV)について取り上げます。 負担重量=馬齢重量+収得賞金1200万円毎1k増、という規定が用意されており、出馬表に辿り着いた18頭は、〔馬齢重量〕〔馬齢重量+1k〕〔馬齢重量+2k〕に分かれている。 負担重量に着目して3グループに分かれ、別の観点でも3グループに分かれており、表にすると以下のようになっている。 【A】 【B】 【C】 〔+2k〕 1 1 〔+1k〕 1 2 3 〔+0k〕 5 2 3 〔+2k〕〔+1k〕〔+0k〕は馬齢重量に対してという意味で、【A】【B】【C】は独立した別の観点を意味します。各数値は所属する頭数を示しています。 グループ数は、3×3=9グループとなりますが、どのように埋められたかで連対起用グループが指定されるオペレーションなのです。 ★1600万円毎1k増という規定が用意されているレースには存在しないオペレーションです。 ■以上とは別に、同日設計の第19回 エプソムカップ(GV)に対する同じこと・違うことについては必ず確認すべきです。 ■ 会員各位 「戦歴解釈の範囲」送信済みです。各馬の戦歴を検証する場合、どこまで溯るべきか、ここにも根拠が必要なのです。 |
02.06.01 |
第52回 農林水産省賞典 安田記念(GT)、全馬58kという負担重量構成となった。 外国調教馬の戦歴解釈に関しては、01.06.02 を是非参考に。ただし、数日単位で解るようになるレベルのオペレーションを主催者は構築していませんので、当レースに限らず普段から意識的に取り組むことが求められます。 [外]の戦歴解釈ができないことは、JRA所属馬の海外戦歴解釈もできないということになり、[外]の取捨てだけでなく、今年でいえば(外)エイシンプレストン、(外)ゼンノエルシド等の取捨てもできないことになってしまう。 ([外]のJRA参戦とJRA所属馬の海外参戦は表裏の関係にあるのだから) 今回は各馬の戦歴ではない(*)ものの、今年の安田記念で間違いなく稼動するオペレーションの入り口を紹介します。 (*)競馬の宿命故にオペレーションを構築せざるを得ないファクター 『ア』 [1][6] → 【E】 ------------------------- 『カ』 [3][7] → ******************************** 『サ』 [2][5] → 【W】 ------------------------- 『タ』 [4][8] → [1]〜[8]は今年の枠番号 8つの枠は〔第一〕段階における観点で、【E】【W】2つに分かれ、〔第二〕段階で『ア』『カ』『サ』『タ』に分かれる。さらに〔第三〕段階へと細分化される。 (*)からも解るように、全てのレースに存在するのです。ただし、どの状況で稼動させるかというルールが難解になっている。 →上記分類とは意識が離れる所に置かれている 主催者は、このオペレーションを無くすことは不可能ですので。 ■ 会員各位 「安田記念 −東京優駿からのアプローチ−」送信済みです。 宝塚記念の設計が日本ダービー馬の指名に繋がっているのです。競馬番組によるアプローチ例となります。 2歳定量戦、弥生賞の定量戦化・・・→東京優駿←・・・宝塚記念の変更 この東京優駿をひっくり返した安田記念になることは間違いありませんので。 |
02.05.25 |
4回東京4日第10競走、東京優駿(GT)(第69回日本ダービー)について取り上げます。 東京優駿は世代限定頂点戦という側面を持っている。頂点戦としての役割=「昨年夏季番組以降の集約」「3歳世代の古馬混合戦へ向けての方向性を示す」、以上に大別される。 ≪後者について≫ 東京優駿→(期間1)→菊花賞→(期間2)とすると、主に(期間1)における3歳世代の古馬混合戦での役割を示すことになる。 菊花賞との関係は、「古馬混合戦へ向けての方向性を示す」ことを共有し、(期間1)/(期間2)でひっくり返っているわけです。この意味において、東京優駿の検証をしておくことが菊花賞の予想をすることに直結するといえる。 ★(期間1)(期間2)に設計されている世代限定戦は、それぞれの期間の古馬混合戦と表裏の関係にあるのです。 ←重要 一般的アプローチの一つとして、昨年夏季以降を踏まえて分析することが挙げられる。既に消化したレースを検証材料にできることもあり、入り口として解りやすい。(冒頭の前者) しかし、古馬混合戦へ向けてという入り口からも東京優駿の答えに辿り着くようにオペレーションは構築されているのです。目前のレースだけでなく、(期間1)→菊花賞程度の近未来のレース結果は何年も前から決まっているのだから当然でしょう。 従って、最終登録を経て辿り着いた18頭による出馬表は、今後の古馬混合戦を反映したものになる。 未消化春季番組と既に発表された夏季番組を番組解読して東京優駿の出馬表に当てはめると、主催者は8つの枠を以下のように分類している。 『ア』 [1][4][6] → 【A】 ------------------------- 『イ』 [3][8] → ******************************** 『ウ』 [2][7] → 【B】 ------------------------- 『エ』 [5] → [1]〜[8]は今年の枠番号 8つの枠は〔第一〕段階における観点で、【A】【B】2つに分かれ、〔第二〕段階で『ア』『イ』『ウ』『エ』に分かれる。さらに〔第三〕段階へと細分化される。東京優駿を古馬混合戦側から検証するときの重要な入り口となるものです。 各グループに与える着順は、東京優駿以降の予定発表でもあるのです。 ■ 会員各位 「ダービー −何が求められるのか?−」送信済みです。 NHKマイルC設計前後の歴史認識は重要です。 2歳定量戦の設計、弥生賞の定量戦化等、様々な変更を集約するからこそ頂点戦なのです。 ■内閣総理大臣が優勝馬主に対し「内閣総理大臣賞」を授与するそうです。 |
02.05.18 |
優駿牝馬(GT)(第63回オークス)、8つの枠全てに桜花賞出走歴馬を組み込んだ出馬表となっている。 ”レースAに着目して枠構成や出走構成を捉えた時、レースA出走歴馬の取捨選択には繋がらない”、これはオペレーションの原則なのです。 別の表現をすれば、(着目したレースと根拠が両方正しいならば)レースB出走歴馬の取捨選択に繋がっているということ。 レースAに着目して、そのままレースA出走歴馬の取捨ができてしまう単純なルールは存在しないのです。取捨できるレースが別であり、両レースを関連付けるルールも当然存在するからオペレーションとして存在している。 ≪以上とは別≫ 優駿牝馬に用意されていて、今年稼動する分類を呈示します。 『イ』 [1][7] → 【X】 ------------------------- 『ロ』 [2][5] → ******************************** 『ハ』 [3][4][6] → 【Y】 ------------------------- 『ニ』 [8] → [1]〜[8]は今年の枠番号 8つの枠は〔第一〕段階における観点で、【X】【Y】2つに分かれ、〔第二〕段階で『イ』『ロ』『ハ』『ニ』に分かれる。さらに〔第三〕段階へと細分化される。優駿牝馬における基本的オペレーションといえます。 注目されたくない部分戦歴をカムフラージュするテクニックを確認することもできます。 ■ 会員各位 「オークス −今年構築された独自性−」送信済みです。 直接の設計変更が無くても、確実に進化しているのです。 「変更が無い年は○○を参考にして・・・」なんて談議はナンセンスということが解って頂けるでしょう。 |
02.05.11 |
(優)付与レースに焦点を合わせてNHKマイルカップを分析する、これを参考にして馬券に繋げられた方々、何よりでした。 第47回 京王杯スプリングカップ(GU)、[外]不在の(国際)レースとなっている。各レースには沢山のオペレーションが構築されていて、その中から稼動させるオペレーションの選択が行われるわけです。 ←ルールに沿って (国際)という観点からは[外]存在有無により、分析の入り口が分かれるのです。つまり、今年稼動させるオペレーションの絞込み過程を研究者に示していることになる。 ★注意点=どの段階で[外]不在が確定していたのか?、を挙げておきます。 出馬表に辿り着いた18頭、[外]不在を受けて(外)に着目する。(何故(外)かと思う方は記号の定義を学んで下さい。) (外)=8/18頭=半数未満となっている。上記で分かれた入り口から、さらに分かれることになる。 9/18頭=半数、あるいは過半数の場合・・・、稼動させるオペレーションが異なることを指摘したいわけです。稼動させるオペレーションを決定する手順、これは主催者の意思決定の手順であるわけです。 主催者=国家なのだから、民主主義の手順が反映されるのは至極当然です。(議決して同数ならば議長が云々という民主主義の手順に倣って、議長に該当する馬が誰なのかというルールも構築されている。) 上記は(外)の馬券的取捨選択を直接指摘しているわけではなく、意思決定の手順ですので混同しないようにして下さい。 各年で出走構成・構成比は様々なのに、”規定変更が無い年?は前年を参考にして?○○歴・△△歴・・・”といった共通項探しをどんなに繰り返しても馬券的中には無関係。 (国際)という観点からの検証手順として是非参考に。 ■「取消し・除外は発生前後どちらの出馬表で考えるべきでしょうか?」といったお尋ねを時々頂きます。今回の指摘も参考になると思いますが、前後どちらかに決め付けられるものではありません。 取消し・除外の該当馬にもよるし、どのような観点で出馬表を捉えているかにもよるわけです。15頭立てで、1番が取消すことと15番が取消すことは、枠のオペレーションという観点からは全く異なる取消しなのです。 ■ 会員各位 「京王杯スプリングC −オペレーションの選択−」送信済みです。 (国際)という観点以外の入り口になります。 ■10日23時〜11日11時 この時間帯でメールサーバーに不具合が発生していたようです。会員用進行中!を再送したため2通届いている方がいるかも知れません。上記時間帯にメールを送って頂いた方、届いていない可能性がありますので、再送信して下さい。 |
02.05.03 |
土曜日施行、第7回 NHKマイルカップ(GT)について取り上げます。 当レースには、3歳馬の5大競走や秋華賞と同様に優先出走に関する規定が存在する。優先出走権、所謂(優)を所持して該当GTに辿り着いたのかどうか、大抵の研究者は確認するでしょう。 NHKマイルCへ向けた(優)付与レースや(外)に関する規定は、皐月賞・東京優駿および菊花賞と比べてシンプルになっている。しかし、(優)の絶対数を少なくすることで別のオペレーションを構築しているのです。 皐月賞→○○→○○→NHKマイルC→○○→○○→ダービー、以上の施行順と(優)を利用したオペレーションの理解なくして3歳戦の分析はあり得ない。客観的事実だけでもフローチャート的に整理しておくべきでしょう。 (優)という観点でNHKマイルCを分析する時、ニュージーランドTにだけ着目していてはダメなのです。 当レースの分析にあたり、「どのGTに対しても(優)付与レースでない定量戦」と、「皐月賞に向けた(優)付与定量戦」を同列にしてはいけない。 つまり、他のGTへ向けての(優)付与レース出走歴有無および(優)獲得有無を利用したオペレーションが構築されているレースなのです。 上記からは、皐月賞=ダービーへ向けた(優)付与レースという捉え方で検証すべき。さらに、皐月賞・ダービーに向けた(優)付与レースにおける(外)の扱いは非(外)と異なるわけです。 従って、当レースは(混)ですが、各馬の履歴検証では冠が異なれば同じ着順であっても(優)の所持性は変化することに注意すべき。 以上の観点は今年に限らない。来年以降いかなる規定変更があっても、過去を否定することなく進化する。全馬の戦歴確認を行うことで、何故今年指摘したのかが解って頂けると楽しめる筈。 ■ 会員各位 「NHKマイルC −今年進化する部分−」送信済みです。 直接の施行規定に変更が無くても、新しいオペレーションは構築されている。 主催者は対象レースの施行規定を変更しなくてもオペレーションを進化させることができるのです。規定変更がなければ前年と共通項?を探して云々なんて競馬はやっていませんので。 |
2000年 6・7月 8・9月 10月 11月 12月 2001年 1・2月 3・4月 5・6月 7・8月 9・10月 11・12月 2002年 1・2月 3・4月 |
以下のような気持ちで自由・勝手、独断と偏見にてかかせてもらっていますのであしからず。
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