02.02.23 |
第46回 阪急杯(GV)について取り上げます。 ”[地]馬が出走できるGT競走とそのステップ競走・・・”、この記載事項における[地]出走枠や施行コースといった類の確認はOKでしょうか? 別定戦であることに違いはないけれど、「負担重量が変更となる重賞競走」ですね。平成14年度の古馬重賞競走の中から、以下のレースが挙げられる。 (1) (2) (3) 【ア】 C A C 【イ】 C B C 【ウ】 C A B 【エ】 A C A 【オ】 B B C 【ア】=シルクロードS 【イ】=阪急杯 【ウ】=ダービー卿CT 【エ】=函館スプリントS 【オ】=セントウルS (1)(2)(3)は今回(というか今年)着目すべき項目であって、その項目により各レースがグループA・グループB・グループCに分類できることを示しています。 ★今年は(1)(2)(3)の項目が必要なのですが、各年の「負担重量が変更となる重賞競走」(←古馬戦と世代限定戦は最初から分ける)の内訳によって(1)(2)(3)とは限らないのです。 つまり、(1)(2)(3)だけでなく(4)(5)(6)・・・といった具合に存在していますが、求められる項目が変化するということです。 解り難いかな? ★慣れないと考え方自体が難しいかも知れませんが、簡単な事で国家事業のオペレーションを構築する必要はどこにもないので。 ■ 会員各位 「距離設計の捉え方 −3歳戦−」送信済みです。 1着を目指す馬・2着を目指す馬・(連対馬と争いをしていない)3着馬・・・13着、題材としたアーリントンCからもオペレーションの精密さが伺えるのでは。 |
02.02.16 |
第19回 フェブラリーステークス(GT)について取り上げます。 豪華(?)メンバー云々というマスコミ的談議は別として、施行規定による客観的事実の確認が大切なのです。(例えば、[地]出走可能枠5頭に対し出馬表に載った[地]は2頭である等。) ダート/芝という分け方をした場合、ダート重賞の分析が遅れがちになる理由として、地方競馬ダート重賞交流競走等の戦歴解釈が解らないことが挙げられるのでは? それ以前に、戦歴解釈の必要性自体に疑問があるのでしょうか? 地方競馬ダート重賞交流競走に限らず、海外重賞であっても、それ等の戦歴解釈は必要不可欠なのです。(ハンデ戦の出走資格や別定戦における負担重量の規定からも当然でしょう。) ★主催者が、「フェブラリーSを利用して宣言している事」 当レースには、ハンデ戦→別定戦→定量戦、という歴史が存在する。 一方で既に指摘したように、ハンデ戦・別定戦の規定だけでも地方や海外の戦歴解釈は必要不可欠。 つまり、主催者はレース史を利用して戦歴解釈の必要性を証拠とともに説いているのです。そして、JRA所属馬のJRA施行レース以外での活躍に合わせてGTに昇格させた。(勿論、いつ活躍するかは必然なわけです) 主催者の10年スパンでのオペレーション構築を如実に物語るレースといえる。 ■ 会員各位 「フェブラリーS −歴史を溯る−」送信済みです。 何段階かのレース史の中で、今年のフェブラリーSにおいてポイントになる入り口を指摘したということです。 |
02.02.09 |
第42回 きさらぎ賞(GV)(NHK賞)について取り上げます。 馬齢重量,収得賞金1600万円毎1k増、このお馴染みの別定規定故に取り組みやすい印象でしょうか? (以下、出馬表に辿り着いた11頭について) 3歳GV別定戦において、増量規定対象馬は人気の中心になることが多い。従って、その取捨選択は馬券的にも大きな意味があるわけですが、大雑把な捉え方であってはいけない。 例えば、メガスターダム[56]と(外)アグネスソニック[56]では、別定戦加算歴の有無といった単純な観点だけでも全く別の馬なのです。 オペレーションは過去の歴史を否定せずに進化するわけで、2歳定量戦歴所持有無というだけでも、別次元の3歳戦が始まっている。 新しく構築されて、今年の各馬に適用される分類を呈示すると以下のようになります。 【A】(外)セイウンマグマラシ 【B】(外)フィールドラッキー 【C】マイネルアンブル 【D】メジロアービン 【E】メジロマイヤー メガスターダム (外)メンタルシャウト 【F】(外)アグネスソニック オースミエルスト カゼニフカレテ テイエムマズルカ ★分類の概念として、過去の進行中!(Web、メール共)では一度も書いたことがないものです。 ★分類としては、上記6グループ以外に2グループ存在するのですが、当レースには該当馬が不在です。 つまり、本来8グループあるという意味です。 ■ 会員各位 「距離設計の捉え方 −古馬戦−」送信済みです。 分析対象レースの施行距離(見た目だけの距離)でレースの個性を特定しようとしても、オペレーションには辿り着けないのです。 |
02.02.02 |
第7回 シルクロードステークス(GV)は設計変更があったレースですね。 負担重量について「別定→ハンデ」、他には「(指定)→なし」となっている。後者を確認した方は、高松宮記念(GT)の施行規定へと進むのではないか? 高松宮記念へ向けての所謂ステップレース([地]馬が出走できる・・・の部分)、その変更とセットで分析する必要があるわけです。 以下、これとは別になります。 ≪設計変更の意図を分析すると≫ (1)変更になったレースそのものに対して役立つ。 (2)相対関係を基軸にしたオペレーションが存在するので、他のレース分析に役立つ。 おおまかに(1)(2)がいえるわけです。しかし、一般的感覚は(1)の方に極端に偏っているのでは? 今回は、(2)について話を進めます。 設計変更レースについて、当該週に考えても遅い、という指摘を過去にしています。最大の理由は(2)であって、設計変更解読により迎え撃てるレースが既に終了しているからです。 11月末になると、翌年の重賞競走の主な変更点が発表される。平成14年度でいえば、中山金杯〜CBC賞、といった確認が年明け前に可能なわけです。 レースAと相対関係を基軸にしたオペレーションで繋がっているレースとは、レースAの消化前と消化後、両方に存在するのです。前後各1、計2レースという単純なモノではありませんが(過去の進行中!を読んで下さい)、必ず前後に存在する。 年頭の中山金杯における前側のレースはどうかといえば、12月に消化済みなのです。この意味においても、前側のレース消化前に、翌年の変更内容は発表される。(主催者はオペレーション解読における証拠を示す義務があるから。) 一方で、今年のCBC賞における後側のレースは来年になる。 2001←2002→2003、によりエンドレスのゲームを証明しているのです。 進行中!では様々なオペレーションの入り口を指摘していますが、ご自身なりにブロック図的なモノを作成して整理するといいでしょう。 ■ 会員各位 「春季G1へ向けての準備」送信済みです。 結果として着目する部分の難易度が大切ではないのです。そこに着目する理由と証拠、これに尽きる。 |
02.01.26 |
第37回 京都牝馬ステークス(GV)について、オペレーション分析における階層の概念を含めて取り上げます。 関東地区における開催場の振り替え(第1回中山競馬 ⇒ 第1回東京競馬)を消化したわけですが、関西地区に関してはどう考えるべきか? 関西地区が平年どおりの開催であっても、オペレーション的には影響を受けるのです。平年の第1回東京競馬が第2回東京競馬となる(この階層で証拠が存在する)関東地区が影響を受けるのはいうまでもありません。 ←つまり、この階層において影響を受けるのは関東地区のみです。 ≪登録の段階ではどうか?≫ 京都牝馬Sには、カリスマサンオペラ(第1回東京施行の中山金杯出走)の登録があった。つまり、この階層において証拠が存在するのです。 ≪出馬表だけを見れば≫ 第1回東京出走歴馬不在故に、東西とも平年どおりの開催年と同じ感覚になってしまうのだろうか? もし、そうならば大変な間違いですので。(研究者側の分岐点) ☆登録段階にオペレーション的証拠を残し、該当馬を回避させるテクニックなのです。(主催者は研究者を篩いにかけている) このテクニック、つまりオペレーションがあるのだから、ここに一つの入り口が存在する。 ■ 会員各位 「代替開催の細分化」送信済みです。 代替開催だから・・・といった、ひと括りの考え方は危険です。オペレーション的には細分化されていて、主催者はその証拠さえ示しているのですから。 02.01.19 で呈示した開催の分類は、代替開催のオペレーションとは別のオペレーションで分類したものです。混同しないで下さい。 |
02.01.19 |
第43回 アメリカジョッキークラブカップ(GU)と第9回 平安ステークス(GV)、両方に持ち込めるアプローチを紹介します。 1年間に用意された開催の中で、所謂表開催(東西で13×2=26開催)を以下の様に分類します。 【A】1中山 2小倉 【B】4東京 2中京 3新潟 5京都 【C】4阪神 4京都 5阪神 【D】1阪神 1福島 4中山 5中山 【E】3小倉 【F】3京都 3阪神 【G】1京都 2阪神 3東京 2新潟 【H】1東京 2東京 2京都 2中山 4新潟 3中山 平成14年度の設計によるもので、【A】〜【H】8つに分かれる。同グループに属する開催では、あるオペレーションを共有することになるのです。 各グループ最初の開催や単独所属開催(=【E】)に関しては、平成13年度からの継続性により特定できるので何ら問題はないのです。 各グループで継承されていくオペレーションの解読は難しいのですが、年間を通じて持ち込めるという理由からも仕方がないでしょう。 ■ 会員各位 「取消し・除外を細分化する」送信済みです。 一口に取消しといっても、オペレーション的には細分化されているわけです。 取消し・除外が発生したから本来の(?)起用馬でなくなってしまうという考え方は存在しません。 |
02.01.12 |
第42回 京成杯(GV)について取り上げます。 シンザン記念(GV)との出し入れ、東京開催、(外)不在、・・・非常に面白いレースに仕上がっている。 競馬作家(?)の影響なのかどうか知りませんが、「代替開催だから変えられて(?)しまった・・・」的な発想を持ってしまうと、理詰めの競馬とは無関係になってしまうのです。 代替開催だからといって重賞の大会回数がカウントされないわけではなく、通常開催と共有する項目と ”ひっくり返る” 項目を客観的に判断すればいいのです。 ただ、”ひっくり返る” 項目が代替開催の年には極端に多くなるので、この意味に限っては解読が難しいともいえます。 東京代替開催に関しては 02.01.05 で1点だけ指摘しましたが、”代替開催というオペレーション” に対して、より細かく呈示します。 1回東京開催に設計された重賞に関して解りやすい(*)ものをピックアップすると以下のようになります。 (*)各位の現状レベルにより ”解りやすい” という解釈は異なるので、主催者が構築しているオペレーション内での相対的な表現です。 【1】 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】 〔ア〕 ○ ○ ● ○ ○ ○ 〔イ〕 ○ ● ○ ● ● ○ 〔ウ〕 ● ○ ○ ● ○ ○ 〔エ〕 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 〔ア〕=中山金杯 〔イ〕=ガーネットS 〔ウ〕=京成杯 〔エ〕=AJCC 【1】【2】【3】【4】【5】【6】は条件項目 条件項目に対して各レースの施行条件をデジタル的に表現しています。【2】と【5】は結果として同じになっていますが、全く別の条件です。 「1回中山⇒1回東京」という開催毎の変更ですが、各レースにおける代替施行の捉え方で同一のレースは存在しない。 従って、1つのレースが特定できないということは全てのレースが特定できないということになってしまうのです。 ★ 1つのレースを題材に深く学んで見ることを推奨するのは、今回のようなことも理由になっているわけです。 ■ 会員各位 「日経新春杯 −GU設計に拘りを持つ−」送信済みです。 グレード制度全般や戦歴解釈において広く応用できる考え方になります。 |
02.01.05 |
**** 明けましておめでとうございます **** 「迎春」という言葉がマッチする競馬番組表、2002年は【3日・3日・2日】開催でスタートした。(世間では東京代替開催が話題の中心でしょうか?) 各競馬番組時季における開催(数)の変化や新馬戦の組まれ方等、注目点は沢山あるけれど、主催者の ”オペレーション構築に対する基本概念は何も変わらない” わけです。 その基本概念と、基本概念をもとに構築され続けるオペレーションとを混同してしまうと、「初めてのケース(?)だから・・・」といった競馬を繰り返してしまうのです。 ≪東京代替開催≫ 東京競馬場での中山金杯を消化して、第6回 ガーネットステークス(GV)を迎える。 代替開催を分析の入り口にするならば、中山金杯とガーネットSの相違点を考える事から始めるべきでしょう。 例えば、「レース名から(通常開催での)施行競馬場が解るかどうか」という観点だけでも全く異なるわけですから。 ■ 会員各位 「有馬記念2002 −稼動するオペレーション−」送信済みです。約1年先の有馬記念ですが、稼動する事は間違いないのです。 「有馬記念2001 ⇒ 中山、京都金杯 ・・・ ⇒ 有馬記念2002」において指摘した観点を他のレースに持ち込んでみるのもOKです。 中山金杯と京都金杯では配当面で大きな差があったけれど、理論的なレベルでは殆んど差がないのです。(実感できた方もいるのでは) |
2000年 6・7月 8・9月 10月 11月 12月 2001年 1・2月 3・4月 5・6月 7・8月 9・10月 11・12月 |
以下のような気持ちで自由・勝手、独断と偏見にてかかせてもらっていますのであしからず。
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