聞き慣れない言葉じゃないでしょうか。 馬連全盛時代に何をいまさら枠連構造なんて.....そんな印象かな。 現在に至るまでJRAが行ってきたおおまかな改革を溯ると、国際化、ワイド馬券の導入←地方在籍馬への開放策←外国産馬への開放策←馬番連勝馬券の導入←グレード制度の導入←○○○・・・。 8枠制度の導入時期、これはJRA内でも競馬場により異なるので(ご存知かな?)シンザンのクラシックレース3冠達成の年=昭和39年をターニングポイントとして考えます。 どのような改革がなされようとも消えることのない8枠制度、何故? ★ 8個の枠がそろうレース=8頭立て(枠連28点)から16・17・18頭立て(枠連36点)まで、出馬表発表段階で数学的に発生可能な枠連と発生不可能な枠連に分けてしまうという考え方です。
このアプローチを前提にすると、所謂”流し馬券”、”ボックス馬券”というものは死語となります。 ワイド馬券の導入に至ってもそのメカニズムは完璧に機能している。 マスコミ的に”3強対決!”なーんて話題になる時でも、最初から発生不可能なフォーカスが切れることになるのです。 枠連の構造で考えますが、これは段取りの一部であって馬券まで枠連を買うというわけではありません。 イメージできました? 連対する馬がわかるわけじゃないのか? こんなかんじかな。 的中馬券を持つことだけが目的なら簡単でしょう。 全てのフォーカスを持てばいいだけだから、全員可能。 差がでるのはありえないフォーカスをどれだけ買わないか!ここですよ。 一般ファンの多くはどの馬が勝つ(連対する)のか、またはどの馬が可能性なしかと考えますよね。 勿論それも大事ですがそれは他の理論で考えます。 この理論は組み合わせとしてあり得る、あり得ないを考える理論です。 そんな考え方もあるのかと思っていただけると幸いです。 |